ドッグフードの豚肉(ポーク)の特徴・メリットは?
人間がよく食べる家畜のひとつに豚があります。
ですが、ドッグフードにはメインのたんぱく源として使用されている頻度は少ないような気がしませんか?
豚肉はドッグフードに使いづらい理由でもあるのでしょうか。ネットでも疑問に思う声があるようですが、そのあたりも含めて豚肉を使用したドッグフードについてまとめました。
原材料に使われることが少ない豚肉
およそ1,000年にわたって食されてきた豚。
種類も多く、世界中に銘柄豚と呼ばれる有名なものがあります。
栄養価は非常に高く、牛肉のように部位による違い(味も含めて)がさほどありません。
沖縄の豚肉料理を見てもわかるように、捨てる部位がほとんどないと言われるほど、骨や皮にいたるまで美味しく食べることのできます。
栄養・特徴
吸収率に優れた良質なたんぱく質
牛などの赤身肉に比べると、たんぱく質量は少なめの100gあたり19.3gですが、吸収率の高い良質のたんぱく質です。
たんぱく質は体の大部分を構成する大切な成分で、犬にとっても重要です。
豊富なビタミンB群
豚肉の大きな特徴としては、ビタミンB群の多さにあります。
特にビタミンB1は赤身肉などに比べても含有量は多く、牛肉に比べると10倍以上の量が含まれています。
ビタミンB1は、摂取した炭水化物を分解するために必要な成分で、神経伝達などをスムーズに機能させるためにも必要な栄養素です。
脂身は注意も必要
豚肉の脂肪は、酸化しにくいというメリットがあります。
反面、血中コレステロールを増やしてしまう飽和脂肪酸が多く含まれるため、脂身ばかりを多く与えるのは場合によっては良くない症状を引き起こすこともあります。
ただ、ドッグフードにおいては脂肪分等の調整もなされていますので、さほど神経質にはなる必要はないでしょう。
手作りやトッピングで与える場合は、与えすぎに注意しましょう。
アラキドン酸で脳を活性化
豚肉に含まれる、アラキドン酸は、必須栄養素のひとつで、免疫機能の調節したり、記憶力向上などの効果があります。
アラキドン酸を摂取することで、頭の回転が速くなるという研究結果も出ていて、長期的に摂取していくと良いでしょう。
疲労回復にはやっぱり豚肉
ビタミンBが疲労回復によいことは広く知られていますよね。
豚肉には、それ以外にカルノシンという成分が非常に多く含まれています。
この成分は乳酸の生成を抑え、疲労回復に効果が認められます。
老化を緩やかにしたり、大変良い成分が豚肉には含まれています。
肥満対策にも最適
豚というと、なんだかダイエットには不向きな印象があります。
しかし、豚肉に含まれる成分は、ビタミンB群、ナイアシンなど、糖質や脂肪の代謝を促進するものが多く含まれています。
上手に摂取することは、健康的なダイエットにも効果を発揮します。
注意すべき点
豚肉メインのフードが少ないのはなぜ?
ネット上の質問サイトなどでも、ドッグフードには豚肉を使用したものが少ないのでは?という声がちらほらあります。
たしかに、チキンなどの家禽類、魚などがほとんどで、豚肉をメインに配合しているフードは多くはありません。
このことから、「豚肉は犬には良くないのでは?」という心配もあるようですが、そんなことは全くありません。
大手海外のメーカーでも、ラインナップの中に「ポーク」といったものを製造しているところは多いですし、日本の企業でも豚肉を使用したものはあります。
では、なぜ少ないのか。
豚肉は安価で、かつ安定して供給されるものですが、その利用価値の高さゆえにドッグフードに回らないのでは?と考えられます。
いわゆる副産物なども人間の食用に用いられますので、かえって食用以外に用いられる部分が少ないため、使いにくい食材なのかな、とも考えられます。
かえって高価になってしまうのかもしれませんね。
いずれにせよ、豚肉は犬にとってよいたんぱく源ですから、アレルギーなどの心配がなければ安心して与えましょう。
無添加のおすすめドッグフード
豚肉を配合したドッグフードは、チキンなどに比べると圧倒的に少ないですが、ラインナップをきちんと探せばあります。
しっかり加熱すれば安全な食材ですし、なによりその栄養価の高さは是非取り入れたいものですね。
活発な犬には疲労回復に役立ちますし、老犬には脳を健全に保つ要素があって良いです。
今お使いのドッグフードのラインナップに豚肉のものがあれば、一度試してみてはいかがでしょうか?
以下にご紹介するビオナチュールは豚肉が使われているドッグフードです
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