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犬のストレスの症状や原因、対処法は?

現代に生きる私たち人間の多くは、たくさんのストレスと戦っています。

動物たちも同じで、人間社会で人間と一緒でなければ生活できない犬は特に、ストレスにさらされることが増えています。

今回は犬のストレスの原因や症状、飼い主が出来るストレス解消法などをまとめました。

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どんな時に犬はストレスを感じる?

生活が満たされ、精神が満たされていると、ストレスを感じることは基本的にありません。

言い換えれば、日常の何か一つが機能していない、不足することによって、ストレスは大きくなっていきます。

食生活が満たされていない

犬にとって日々の食餌は幸福の条件の中でも上位に位置します。

健康を保つための食事はもちろん、清潔な食器や落ち着いて食事ができる場所を確保しているかどうか、場合によっては食事内容でもストレスを感じてしまうこともあります。

体調不良というわけでもないのに食事をしない、残す、嬉しそうじゃない、そんな兆候があれば、改善の余地がありそうです。

生活環境が満たされていない

現在では多くの犬が室内で暮らしていますが、家の中であろうと外であろうと、犬に合った環境でなければストレスになります。

たとえば温度。

暑すぎるのはもちろん、小型犬は寒すぎるのもNGです。

ノミやダニなども非常に強いストレスを感じます。

落ち着ける場所を確保し、清潔に保つよう心がけましょう。

視・聴・蝕感などの感覚

犬は人間よりも感覚が鋭いことは知られていますよね。
つまり、繊細であるとも言えます。

常に大音量にさらされたり、激しい光にもストレスを感じます。

また、肉球に何かが挟まることを不快に感じる犬が多いので、歩き回る範囲にそのような場所があると、落ち着けなくなってしまいます。

一人ぼっちの不安や嫉妬

犬は本来、群れで行動します。

多くの犬は、自分以外の犬と共に生活しますから、1人で過ごす時間が長すぎると不安を覚えることがあります。

留守番をさせるといたずらばかりしている、ものが壊される、吠え続けるなど問題がある場合は、そもそもその状態に強いストレスを感じる犬である可能性が高いのです。

また、新しい家族の出現や飼い主との別れにも、当然ながらストレスを感じます。

不快な接触

おとなしい犬は特に、子供や見知らぬ人に触られたりします。

吠えもせず、嫌がるそぶりも見せないから、どんどん触られてしまうのですが、実はストレスを感じている場合が多いのです。

特に加減を知らない子供は要注意です。

また、心を許していない人間に上から見下ろされ、目を見られると犬は恐怖を感じます。

触り方・接し方を知らない人間との遭遇は犬にとって、とても辛いものなのです。

本能との葛藤

未去勢、未避妊の犬は、時に繁殖行動に対するストレスを抱えることがあります。

特にオスは、発情したメス犬の臭いをかなり遠くまで嗅ぎ分けますから、近くに発情した犬がいなくても安心はできません。

生殖行動を起こしたくても出来ない、そのようなときにも強いストレスを感じます。

体調不良や痛みによるストレス

犬は話すことが出来ませんから、どこか痛みがあっても伝えることが出来ません。

明らかにケガをしているなど、わかりやすいものは対処できても、内部の痛みなどは、なかなか気づいてあげられませんよね。

食事の量や普段の様子をしっかり把握しておくことが大切です。

具体的なサインは?

早くに察知して改善することが出来ればよいですが、留守がちだったりかまってやれなかったりで、なかなか気づいてあげられないケースもありますね。

すると犬は、あらゆる行動で飼い主に伝えようとします。

それらはどのような症状になるのでしょうか?

体の一部をしつこく噛む

体の一部を噛む行為、これはストレスだけでなく、実際に体のどこかに痛みを感じている場合にも起こる行動です。

犬の場合、足を噛んだりすることが多いですが、尻尾のつけ根などを執拗にガジガジと噛み続け、はげが出来たり潰瘍状になってしまうこともあります。

八つ当たりする

自分の苛立ちを他に向けるのは人間でも見られます。

「転嫁行動」と呼ばれるもので、多頭飼育などの場合は他の犬を攻撃したり、ものを壊すなど八つ当たりを始めます。

同じ行動をいつまでも繰り返す

小屋の中でグルグルと回転し続けたり、そわそわと立ったり座ったりを繰り返すなど、特に意味はない行動を延々と行うことがあります。

反応が極端になる

少しの音や光に激しく反応したり、逆に一切反応しなくなるなど、極端な反応を見せ始めます。

これらを放置すると病的な異常行動へと発展する可能性が高いため、早めの対処が重要です。

すぐに出来るストレス解消法

愛犬がストレスを感じている時、飼い主としてどのように対処すればいいのでしょうか。

とにかく遊ぶ

屋外でなくても構いません。

リビングなどの広い場所で、犬が好きなおもちゃなどを使って、とにかく徹底的に遊びに付き合ってみましょう。

15分程度でも、集中して遊ぶことで満足感を得ます。

マッサージなどでスキンシップ

遊んだ後など、被毛の手入れも兼ねてスキンシップを楽しみましょう。

犬が触られると嬉しい場所、尻尾の付け根あたりや耳の後ろ、おなかなど優しくさすってやると、遊びでの満足感と精神的な満足感とが合わさって、より深い幸福感へとつながります。

ドッグランを利用する

犬によって向き、不向きがありますが、ノーリードにできる場所で自由に過ごすことも、良いストレス解消法です。

運動させる、というよりは「自由にさせる」ことが大切です。

思い込みがストレスのもと?

原因がわかれば、すぐさま改善するのがベストです。

しかし、間違った思い込みや、良かれと思ってしていることが、逆に犬のストレス要因となっているケースがあります。

ドッグフードはいろいろ試して良い

食事が合わないことは犬にとって非常に辛いことです。

「おなかが空けば食べるだろう」と、食べないのに、頑としてフードを変えない飼い主さんもいます。
ですが、そこまで頑なにフードを変えない理由は何でしょうか?

意固地にならず、食べないことが続いたら思い切ってほかのフードを試しましょう。

たとえそれが巷で高品質と評判のフードであっても、です。
原材料を確認した上で、犬が喜んでくれるフードを探すのも飼い主の役目です。

生活スタイルを考え直す

人間にも事情がありますし、時にはお留守番をさせたり寂しい思いをさせてしまうこともあるでしょう。
ですが、それに慣れることが出来ない犬もいます。

しっかり世話ができない、犬の寂しさを考えてやることが出来ないのであれば、それは犬と暮らす条件が整っていないということでもあります。

飼い主がスタイルを変えられないのであれば、犬にとって幸せに暮らせる環境はどういうものか考え、場合によってはそれを叶えてくれる方に託すことも考えなければなりません。

運動不足と決めつけない

犬は散歩をさせればさせるほど良いと思われがちです。

中には年中無休で何がなんでも散歩すべきであるという人もいますが、その思い込みがストレスになっていることもあります。

犬は基本的に運動は好きですが、中には他の犬や見知らぬ人に敏感に反応してしまう犬もいます。

飼い主が良かれと思って散歩中に他の犬に引き合わせたり、無理に走らせるなどを繰り返すとストレスにつながるケースがあります。

雨の日に足元が悪く、水に濡れるのが嫌(足の裏の感覚が嫌)な犬もいます。

また、義務感で散歩をしていると、リードを通して飼い主の苛立ちや疲労感が伝わり、犬は不安を覚えます。

まとめ

大切な家族の一員である犬が、ひそかにストレスに悩まされているとすれば、飼い主にとっては非常に辛いことですよね。

まずは、普段の行動に変わったところはないか、飼い主から見て環境が大きく変わっていないか、常に気を配るのは飼い主の務めです。

家庭で出来る対処法で改善が見込めない場合は、獣医師や専門のトレーナーに相談し、飼育環境や生活リズム、食事内容などを見てもらうことも大切です。

犬に不安や不満(わがままと区別すること)を出来る限り与えないということが、犬の健康にも大きく関わりますから、出来ることからやってみましょう。

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