ドッグフードのカンガルーの特徴・メリットは?
カンガルーを食べる、日本人には驚いてしまうかもしれませんね。
しかし、ニュージーランドなどではポピュラーな食材ですし、ヨーロッパにも人間用食肉として輸出されており、ヘルシーな肉として人気です。
ドッグフードにも使われることのあるカンガルー、いったいどのような成分があるのでしょう?
高タンパクで低カロリーのカンガルー肉
カンガルー肉は「ルーミート」とも呼ばれ、オーストラリアやヨーロッパでは、なじみの深いヘルシー食材です。
オーストラリアの野生のカンガルーを捕獲して食肉とするため、添加物や抗生剤などがまったく含まれない、純粋に健康な肉としても注目されています。
ドッグフードには、オーガニック志向の強いものや人工の添加物を排除する製品によく利用されています。
栄養価・特徴
高たんぱく・低カロリー
100g中のたんぱく質はおよそ24%にのぼり、他の肉と比べても高たんぱくです。
脂肪分が0.9%と非常に少なく、カロリーも抑えられています。
低脂肪食でなければならない犬には最適ですね。
多価不飽和脂肪酸が豊富
元から少ない脂肪のうち、およそ4割が多価不飽和脂肪酸です。
この成分は、血圧を抑え、心臓機能の維持、脳梗塞などを予防する働きがあります。
高脂血症などを予防する意味でも、カンガルー肉は活発でたくさん食べる大型犬や活動犬に相性が良いでしょう。
CLA(共役リノール酸)で肥満対策も
減量が必要な犬や、太りやすい犬にもカンガルー肉は効果を発揮します。
肉類に含まれる成分ですが、カンガルー肉にはズバ抜けて多く含まれています。
脂肪燃焼や代謝促進など、減量にも役立つ成分ですので、避妊や去勢手術後の食事管理にも良い食材です。
コレステロール値が低い
たんぱく質や脂質を摂取する以上、どうしてもコレステロールは増えていきます。
カンガルー肉は肉類の中ではコレステロール値が低いです。
コレステロール値が高くなると動脈硬化などのリスクが高まりますので、良質のカンガルー肉はそのリスクを出来るだけ抑えるためにも良いたんぱく源です。
注意すべき点
カンガルー肉の安全性は?
先にも述べた通り、オーストラリアの政府の指導の下、安全なカンガルー肉しか流通していないと思われてきたのですが、2008年にロシアに輸出された肉から抗生物質が検出され、さらに翌2009年には、同じくロシアで大腸菌が検出されたことから複数の輸出食肉業者からの輸入禁止措置を取りました。
また、EU諸国においても、衛生面での問題があるとして流通禁止措置への議論が活発化しています。
野生動物であるカンガルーは、食肉処理されるまでに時間がかかるなど、家畜肉と同じ扱は難しいのが現状です。
そのため、人間が食べるカンガルー肉であっても、不衛生なものが存在しているとする報告も上がっています。
動物愛護の問題
国によって、さまざまな食文化がありますよね。
日本ではクジラやイルカを食べますが、諸外国からすれば野蛮極まる行為のようですし、同じくアラスカなどの寒い地域ではアザラシなどは貴重なたんぱく源ですが、日本人にはなじみません。
カンガルーについても、多くの動物愛護団体から「食べ物とみなすべきではない」という声が多く上がっており、特にEU諸国ではその議論が活発です。
ロシアが輸入禁止措置を取ったことから、新たな市場として中国が挙げられた際も、「私たちはパンダを食べないから、あなたたち(中国人)もカンガルーを食べないで」という呼びかけも起こっています。
無添加のおすすめドッグフード
カンガルーは人間の食肉としても注目を集めており、アスリートなど筋力を保たなければならない方にも良い食材と言われています。
犬も同様で、高たんぱく低カロリーで味も良い、非常に良い食材です。
しかし、過去に言われていたほど安全性が高いとも言えないのが実情で、数あるたんぱく源の中からあえてカンガルー肉を選択する必要性が果たしてあるのかな、というのが率直な感想です。
複雑な感情の問題等もあることから、カンガルー肉のドッグフードはなじまない、という方も当然いるでしょう。
馬肉などにも言えることですが、ドッグフードの原材料としては大変良いものではあるものの、メインのたんぱく源とするには現実的に難しいかもしれませんね。
以下にカンガルー肉を主体としたドッグフードをご紹介しています。
1位のアディクションは異なるタンパク源のラインナップが豊富です。
それぞれ、1種類のタンパク源しか使用していないため、アレルギー反応が起こった時に原因を特定しやすいメリットがあります。
アディクション
価格 | : | 1kg2,300円~ |
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特徴 | : | 製品ラインナップが豊富 |
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