ビューティープロの原材料・成分と口コミ評判

ホームセンターなどでも時折見かける「ビューティープロ」。
ハート形の粒がかわいい国産ドッグフードである点から、購入してみようと思っている方も多いのではないでしょうか？

今回は、日本ペットフード社の「ビューティープロ 成犬用」についてまとめました。

ビタワンと同じ会社のドッグフード

「食べてもらえなければ意味がない」

これは、日本ペットフード社のドッグフードに共通する基本的なコンセプトです。

そのため、内容はもちろん、食いつきの良さや食べやすさなども日々研究を続けています。

また、品質管理についてもペットフード専用自社工場を持ち、輸送なども自社トラックで行うなど万全の体制をとっています。

アレルギー対応フードも穀物使用？

使用されている原材料や成分についてみていきましょう。

成犬用

穀物が主原料

主原料はトウモロコシ、小麦などの穀物です。

ブランなども使用されており、ミネラルなどの摂取も見込めますが、それ以上に体への負担やアレルギーの心配もあります。

ラインナップにアレルギー対応フードもありますが、そちらにもトウモロコシや小麦などが使用されているので、穀物アレルギーのある犬は注意が必要です。

たんぱく源はミール

主にチキンが使用されています。
ヒューマングレードの保証がないため、たんぱく質の品質には疑問が残りますね。

たんぱく質の品質が良くないと、涙やけや皮膚トラブルの要因になることはこれまでもお伝えしてきましたが、このフードもその心配がぬぐえません。

必須脂肪酸の配合バランスは？

ビューティープロ、という名の通り、犬の毛並みにもよい成分が配合されているのが売りです。

しかし、オメガ6脂肪酸の配合量は記載があります（およそ1.5%以上）が、オメガ3脂肪酸の量がわからないため、そのバランスも不明です。

オメガ3脂肪酸が少ないと、かえって炎症の促進など体に良くない影響があります。
理想的なバランスはおよそ2:1～1:1ですが、せめて5:1程度のバランスであってほしいものです。

あいまいな表記が目立つ

マリンコラーゲン、動物性油脂など、よくわからない原材料表記がありますね。

せめて、何由来の成分なのかは明記すべきです。

腸内環境改善にプロバイオティクス

バチルスサブチルスというプロバイオティクスが配合されています。
また、そのエサとなるオリゴ糖なども配合され、腸内環境改善に役立ちます。

ちなみに、糖類の中にあるエリスリトールというのは羅漢果という植物から生まれる糖で、近年血糖値を上げない甘味料として注目されている成分です。

人間も、糖尿病や体重管理が必要な方などに愛用されている安全なものです。

たんぱく質量は高め

国産のドッグフードにしてはたんぱく質量が高めです。

ヒューマングレードの保証があればよいのですが、残念ながらありません。
もしも質が良くないと、老廃物にしかならないため涙やけなどが起こりやすくなる場合があります。

不要な合成の添加物の使用はなし

着色料などの添加物はありません。
酸化防止剤も、ミックストコフェロールとローズマリーの天然成分なので、安全といえます。

購入者の口コミ・レビュー

食いつきが良い、また、毛なみについて目に見えて良くなったという声が複数ありました。

楽天、Amazonともに軒並み評価は良いようですね。

ドッグフードの嫌な臭いがしない、また、袋にジッパーがついているのがよいという口コミも多く見られました。

原材料については、やはりたんぱく源がミールであることを気にする声もありました。

価格と購入方法

1kgあたり400円～500円といったあたりです。

ホームセンターで買えるドッグフードの中では、少し高めといったところでしょうか。
ネットショップ、ホームセンターなど、購入できる店舗は多いですね。

購入時の注意点として、袋のサイズによっては小分けになっていないものがあるため、超小型犬の場合は食べきれる量を購入しましょう。

総評

ビタワンと同じ日本ペットフード社の商品ですが、原材料にさほど大きな違いはありません。

ビューティープロの方が、若干毛並みや関節などによい成分がいくつか追加されている、といったところです。
その分、価格も上乗せになっているようですね。

口コミからは、毛並みなどに良い変化があったとあるため、効果はある程度期待できそうです。

しかし、総合的にみると、おすすめできるフードとは言い難いものです。

したがって、総合評価は☆2です。