プロフェッショナルバランスの原材料・成分と口コミ評判

消費者がフードの中身を重視するようになり、ペット先進国の欧米原産フードに人気が集まる中、日本で暮らす犬のことを考えて作られたドッグフードも多くみられるようになりました。

今回は、PETLINEが販売する「プロフェッショナルバランス 成犬用」を詳しく見ていきたいと思います。

国産のドッグフード

昭和42年創業の老舗、日本農産工業（NOSAN)を母体とするPETLINE。
その企業理念は「愛情を品質に。」です。

NOSANは、他社のペットフード製造も請け負うほどの非常に大きなペットフード工場を持っており、その品質管理や製造技術は、大量のドッグフードを安全に製造することを可能にしています。

国産フードのメリットは、やはり高い技術力と安全に対する認識ですね。
では、それらは原材料にも向けられているのでしょうか？

プロフェッショナルバランスはどんな製品？

使われている原材料や成分についてみていきましょう。

成犬用

穀物が主原料

他の国産商品にも見られるように、プロフェッショナルバランスも、やはり穀物主体のドッグフードとなっています。

小麦の使用はありませんが、トウモロコシ、おからなどが使われ、アレルギーの心配があります。

トウモロコシについては、「アレルギー性は低い」と主張する大手メーカー（ネスレ社など）もありますが、過敏な犬の場合は注意しましょう。

たんぱく源はチキンミール

日本のフード製造には8～9割ミールが使用されています。

自社でフード工場を所有していない場合は、外部の工場に委託することになるため、使い勝手がよくどの工場でも対応できるミールに頼らざるを得ないという理由もあるでしょう。

日本のレンダリング技術は優秀ですし、家畜の命を粗末にしない観点からも食用になり得ない部分を飼料やペットフードに転用すること自体は、個人的に悪いとは思いません。

しかし、どうしても詳細がわからないものであるため、不安な場合は避けた方が無難でしょう。

プレバイオティクスと共棲発酵エキス

乳酸菌や納豆菌、酵母菌などをLBSカルチャーとしてビタミンと共に配合。

こうすることで、生きた乳酸菌に頼ることが亡くなるため、高温で加熱加工するドッグフードに適した素材です。

腸内環境改善や便通改善に役立ちます。

吸収しにくい亜鉛をキレート化

ミネラルの一種である亜鉛は、毛艶だけでなく肉球などの状態を左右します。

肉球がガサガサしているのは、運動しているからではなく亜鉛不足の場合が多いと言われ、積極的に摂取したい成分のひとつです。

しかし、亜鉛は吸収しにくいものでもあるため、あらかじめ吸収しやすい状態（キレート化）にすることで、効率よく吸収できるよう配慮されています。

不要な添加物は使用していない

着色料や安全が疑問視される添加物は使用されていません。

国内のメーカーも多くがこのように合成の添加物使用を控えてきてはいますから、着色料など使用していないフードを選びましょう。

購入者の口コミ・レビュー

食いつきがよいが、飽きるのも早い、という声が目立ちました。
ですが、体調は良い、小分けで安心、便の状態が良いとおおむね高評価です。

ただ、丸呑みするという声も多く、その中で「食べなくなったので調べてみたら、石のように固い粒が混じっていた」というAmazonでの購入者の口コミがありました。

もしかすると、固すぎるためつい丸呑みしているのかもしれませんね。

価格と購入方法

1kgあたり、1,000円～となっています。

箱売りなども取り扱っている店舗があるので、そちらは割安になるようですね。

販売店はおもにネットショップになるため、保管状態が気になるお店では購入しないようにしましょう。

総評

口コミにもありましたが、原材料と価格が見合っていないフードと言わざるを得ません。

とうもろこしメインのドッグフードで、いくら体に良い成分を独自に配合していると言っても、この価格であれば他に選択肢がいくらでもあるでしょう。

信頼できる企業ですが、これは少しやり過ぎのような印象ですね。

したがって、評価は☆1.5です。