ドッグフードの鹿肉(ベニソン)の特徴・メリットは?
鹿肉は、海外だとベニソンと表記され、欧州やニュージーランドなどではドッグフードにも多く使用されています。
古来より、野生のオオカミの多くが鹿を好んで食べてきたことなどからも、鹿は本来、犬にも適したたんぱく源であることがわかります。
犬に最適なタンパク源の鹿肉
日本では主に野生のエゾ鹿などを駆除したものを利用するほか、完全に飼育管理下の養鹿とがあります。
人間に生食は認められませんが、犬の場合は生食用としても使用されます。
用途は幅広く、フードだけでなくジャーキーや胃の内容物などをそのまま使用するトライプなども販売されていますね。
では、気になる栄養価などを見てみましょう。
栄養・特徴
高たんぱく・低脂肪
赤身肉の特徴である、高たんぱく低脂肪の非常に健康的なたんぱく源です。
脂肪はチキンでいうと、ささみや胸肉と同程度しか含まれておらず、脂肪分が多い赤身肉の中でも非常にその量は少ないのが特徴です。
さらに、牛・豚・イノシシなどの赤身肉の中で、最も多いたんぱく質量であるのがこの鹿肉です。
鉄分はラム肉の1.5倍
鹿肉は、ヘム鉄という鉄分が豊富です。
ヘム鉄は、吸収率が高い鉄分で、馬肉などにも含まれています。
貧血防止はもちろん、筋肉をしなやかに動かすために、生命活動維持のためにも非常に重要な成分です。
CLA(共役リノール酸)で脂肪燃焼
鹿肉に含まれる不飽和脂肪酸に、CLA(共役リノール酸)があります。
この成分は、脂肪を速やかに燃焼させるサポートをする効果があり、また体内に過剰に溜め込まないようにする効果もあります。
減量が必要な犬や、体重維持をしたい犬には非常に有益な成分です。
DHAが豊富
通常、青魚に多く含まれるDHAですが、鹿肉にも含まれています。
コレステロール値を下げ、血液の流れをよくする効果も認められています。
アンセリンで疲労回復
疲労回復は、豚肉などに多く含まれるビタミンBが有名ですが、鹿肉にも多く含まれています。
さらに、強い抗酸化作用と疲労回復があるアンセリンという成分が鹿肉には豊富です。
このアンセリンは豚肉のおよそ11倍も含まれていて、運動機能向上やスタミナの持続にも効果があります。
アレルギーの心配が少ない
その昔から、野生の肉食獣のエサであった鹿は、アレルギーの心配が少ないたんぱく源です。
100%アレルギーが起こらないとは言い切れませんが、限りなく低いと言えるでしょう。
たんぱく源にアレルギーが出てしまった犬で、試していない場合は一度試してみると良いでしょう。
気をつけるべき点
生食は注意が必要
ドライフードの場合は加熱されていますので、栄養価は減っているとしても安全です。
しかし、手作り食などで生の鹿肉を与える場合は適量を見極めないと下痢などを起こすことがあるため慎重に与えましょう。
牛肉アレルギーのある犬は注意
鹿はアレルギーを起こしにくいとされていますが、牛肉と非常に似通った部分を持ち合わせているため、牛肉アレルギーのある犬の代替フードとして、「絶対に」アレルギーを起こさないというわけではありません。
まずは獣医師に相談してから判断しましょう。
無添加のおすすめドッグフード
海外を中心に、鹿肉を主原料としたドッグフードは増えてきていますね。
鹿肉は、ほとんどデメリットがない、犬にとってはベストの食材とも言われています。
成犬はもちろん、体力の落ちたシニア犬にも非常に良いたんぱく源です。
ただ、決して安い肉ではないことなどから、ラインナップに入れていないメーカーもまだまだたくさんあります。
日本では、野生の鹿による作物被害などが増え、駆除対象となった鹿がドッグフード用として利用されることが増えてきました。
これは、決して質が悪いから人間用にできないのではなく、狩猟の場合完璧な血抜きが難しいため、臭みが残るなど人間には向かないためです。
むしろ、犬たちにはそちらの方が栄養面でも嗜好面でも喜ばしいことです。
犬の場合は生食利用も可能ですので、十分注意したうえで与えましょう。
以下に鹿肉(ベニソン)を主体としたドッグフードをご紹介しています。
1位のファインペッツは、通常価格1kg2,095円のところ、初回お試し価格として500円で購入することができます。
ペットショップなどに置かれているサンプルは、食いつきなどを確認するには少量過ぎますが、1kgもあれば愛犬に合う合わないがしっかり把握できますよね。
ファインペッツ
価格 | : | 1kg500円 |
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メーカー | : | 株式会社エヴリワンズ |
送料 | : | 3kg以上で無料 |
特典 | : | 定期購入による割引 |
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