ワイソン(WYSONG)の原材料・成分と口コミ評判
ドライフードに抵抗を感じる方の多くは、その原材料の不確かさと、栄養素が自然な形で摂ることが出来ないという点に集約されると言えます。
自然に近い状態で与えられるフードがあれば、理想的ですね。
今回ご紹介するのは、アメリカ原産の「ワイソン」です。
残念ながら、2017年9月時点で現在の日本正規輸入代理店が販売終了を宣言したため、在庫が少ないようですが、根強い人気のあるフードのため、今後も別の輸入代理店が販売する可能性があります。
入手は可能となっていますので、興味を持たれた方は参考になさってくださいね。
生の食べ物と組み合わせるドッグフード
「生の食べ物こそが真の健康」
このコンセプトを見て、「え?」と思われた方も多いでしょう。
ワイソンはドライフードです。
生の食べ物こそが良いのだと、ドライフード製造側が言うの?と思いますよね。
実はワイソンは、生の食べ物とワイソンを組み合わせることを提唱しています。
手作り食だけでは、必要な栄養素が摂取できないことが心配ですが、生でしか得られないメリットは捨てがたいですよね。
ワイソンでは、ドライフードも出来るだけ自然食に近い状態にするため、低温調理はもちろんのこと、加熱に弱い成分は後から追加するという製法をとっています。
この理念は、多くのローフードを薦める専門家やショップに受け入れられ、生食をすすめる人たちの間でも栄養補完目的のドライフードとしてワイソンは人気が高いフードとなっています。
ワイソンってどんなフードなの?
ワイソン アナジェン<原材料>
ラム肉ミール、フィッシュミール、えんどう豆、玄米、スイートポテト、亜麻仁、大豆油、ビートパルプ、卵、 モンモリロナイトクレイ、カニ肉粉、ココナッツオイル、乳清、ミネラル塩、米糠油、炭酸カルシウム、 トマトポマス、カルシウム・プロビオン酸塩、タウリン、有機大麦若葉の粉末、ブルーベリー、海草、ヨーグルト、クエン酸, アップルペクチン、フィッシュオイル、イーストエキス、ミックストコフェロール、ローズマリーエキス、チコリ根、植物繊維、イースト培養物、 にんじん、セロリ、ビート、パセリ、レタス、クレソン、ほうれんそう、 ネラル類 (硫酸鉄、鉄蛋白化合物、亜鉛蛋白化合物、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、マンガン蛋白化合物、硫酸銅、銅蛋白化合物、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、 ビタミン類 (アスコルビン酸(ビタミンC源)、ナイアシン、ビタミンE、ビタミンA、チアミン硝酸塩、塩酸ピリドキシン、パントテン酸カルシウム、リボフラビン、ビオチン、ビタミンB12、ビタミンD3、葉酸、メナジオン・ナトリウム重亜硫酸塩複合体(ビタミンK活性源) 乾燥バチルス・ リケニフォルミス発酵産物、乾燥麹菌発酵産物、乾燥黒麹菌発酵産物、 乾燥発フェシウム乳酸菌発酵産物、 乾燥乳酸桿菌発酵産物、乾燥アシドフィルス乳酸菌発酵産物, 乾燥枯草菌発酵産物, 乾燥乳酸菌プランタラム発酵産物、 乾燥ラクティス乳酸菌発酵産物、ペッパー
<成分>
粗蛋白質27.0%以上、粗脂肪12.0%以上、粗繊維5.5%以下、水分10.0%以下、タウリン0.02%以上、 オメガ-6脂肪酸2.3%以上、オメガ-3脂肪酸1.4%以上
ワイソンは、通常商品の他に穀物不使用タイプ、さらに糖質を一切含まないフードがあります。
犬に合わせて使い分けることが可能ですが、需要の多い「アナジェン」を取り上げます。
主原料はラム肉ミール
アレルギーに配慮して、チキンではなくラム肉が使用されています。
ミールとなってはいますが、ワイソンの原材料は人間が食べられるもののみを使用していますので、安全です。
ただ、最近ではラム肉でもアレルギーが出てしまう犬が増えていますので、最初は慎重に与えましょう。
たんぱく質量は27%で適量
飛び抜けた高たんぱくではありませんので、比較的どんな犬にでも与えやすいと言えます。
ワイソンのラインナップの中でも、このアナジェンは涙やけ解消に効果があるとされているのですが、他のラインナップに比べるとたんぱく質量が低めなので、その点も効果につながっているのかもしれません。
ちなみに、高たんぱくが良い場合は、「エピゲン」という糖質不使用シリーズがあり、こちらのたんぱく質量は驚異の60%以上となっています。
必須脂肪酸のバランスが良い
オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合は、およそ2:1で、これは非常に理想的なものです。
オメガ3脂肪酸自体も1.4%以上あり、フードの中ではしっかり配合されている方といえます。
毛並みの維持や、皮膚の健康維持、炎症の鎮静化など、非常に大切な役割を持っていますから、このようにバランスの良い配合のフードを選択しましょう。
プロバイオティクスは加熱後に配合
出来る限り自然な状態に近づけたい、ということで、栄養素の配合にも神経を使っています。
あらかじめすべてを混ぜ込んで加熱成型してしまうと、楽な反面、栄養素の破壊が気になります。
そこで、製造の最終段階で混ぜ込むことで、乳酸菌などの力を十分に届けます。
購入者の口コミ・レビュー
涙やけの改善を願って購入される方が多いですね。
ただ、すぐには変化がなかったという声もあり、ある程度フードを続けて判断した方が良いようです。
食いつきに関しては、これも個体差が激しいようなので、まずは少量タイプで試してみることをおすすめします(といっても、2kgサイズからですが…)
非常に人気のあるフードには違いないのですが、新しい総代理店に問題があるようで、多くの古くからの正規販売店は契約を更新していません。
そのため、現在は品薄な状態となっています。
今後安定して入荷されるようになることを期待したいですね。
ドライフードだけだと食いつきが悪いので、ワイソンと牛肉・ささみ肉などを混ぜて与えています。
毎回の食事を楽しみにしてくれています。
価格と購入方法
一番小さな容量が2.27kgで、価格は3,400円です。
他のプレミアムフードと比較しても、安すぎず高すぎずといったところです。
ところが、現在の輸入代理店が運営、または代理店契約をしているショップは、2.27kgをおよそ2倍の価格で販売しているようです。
この辺りが、販売店が契約を更新しなかった理由とみられています(要するに、新しい輸入代理店がマージンをかなり値上げしています)。
せっかく定評のあるドッグフードですが、このような安定しない状態にあるので、購入する際は慎重に検討しましょう。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
製造については外注していませんので、責任の所在もしっかりしています。
原材料も、人間の食用レベルですから安全ですね。
ただ、代理店問題でもわかるように、ワイソン自身が日本を市場とみなしていないようにも思えるため、安定供給は厳しい状況のようですね。
穀物不使用のみならず、糖質を排除したフードなど、他のフードとは違うコンセプトなど、大変中身としては期待できるフードであるだけに、今回の状況は残念ですね。
今後の安定供給を期待して☆3つです。
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