わんこのきちんとごはんの原材料・成分と口コミ評判

国産のドッグフードにこだわってフード選びをしている方も多いですよね。

海外の高名なプレミアムフードもいいのだろうけど、やはり輸送の状態や原材料のことなど気になる点が多い、ということが大きな理由です。

また、国産フードのなかには「無添加」「自然派」といったものが多く、原材料も国産にこだわっていることから、犬の健康を第一に考える飼い主さんには根強い人気です。

今回は、石川県の地域密着ドッグフードとも言える「わんこのきちんとごはん」というドッグフードをご紹介します。

国産無添加・低アレルギードッグフード

「地域発！安心でおいしい“きちんとしたごはん”をおなかいっぱいいに食べて欲しい。」

国産ドッグフードを選択する方、または国産ドッグフードの購入を考えている方は、「シェフドッグ」というドッグフードをご存知の方も多いのではないでしょうか。

4,000万食を売り上げている人気のドッグフードで、今回ご紹介するわんこのきちんとごはんは、そのシェフドッグを製造する会社が新商品として開発したものです。

シェフドッグに比べて、シニア犬を意識したものとなっていて、無添加、国産、低アレルギーはシェフドッグ同様です。

成犬（1歳）～老犬に対応していて、サクサクした食感で風味が良いので、カリカリフードを好まない犬や、あごが弱くなったり食欲が低下しているシニア犬におすすめです。

わんこのきちんとごはんは、石川県の「いしかわ産業化資源活用推進ファンド事業」の商品であることも特徴です。

この事業は、地域の知恵や工夫を生かした商品やアイデア、事業を応援するものです。

わんこのきちんとごはんは、地元石川県漁連、加賀野菜の五郎島金時生産者の協力のもと製造されています。

いわば、地域密着型のご当地ドッグフードといったところですね。

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魚ベースのドライフード

わんこのきちんとごはん

主原料は動物性たんぱく質

石川県産の主に白身魚を中心に、豚レバーを加えたものが主原料の生肉です。

品質についての明記はありませんが、金沢漁港から直送とのことなので、新鮮なものであると考えてよいでしょう。

なにより、地域の事業にかかわっている点は大きいですね。

穀物類の使用あり

大麦、とうもろこし、玄米粉、大豆、米糠の使用があります。

小麦を使用していない、という点で低アレルギー性を保っているようです。

全てを合算するとかなりの量になると思われますので、与える場合には、便の状態に注意しましょう。

たんぱく質30％以上保証

高たんぱく質のドッグフードと言えますが、大豆などの植物性たんぱく質も含まれています。

高齢の犬には良質の動物性たんぱく質をしっかり与えることが望ましいですから、悪くはないのですが、中には高たんぱく質が合わない犬もいますので、その点は犬の体調をよく見て与えましょう。

ミネラル・栄養素は足りている？

無添加のドッグフードですので、ビタミンやミネラルの添加はありません。

魚が主原料ですので、栄養素はある程度足りているとは思いますが、推測でしかありません。

必須のミネラルもあるので、成分は細かく公開されていた方が安心できますよね。

あぶらかすとは？

パッとみた感じ「かす」という言葉から粗悪なもの、副産物といった印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

これは、豚の脂をラードにした残りを指し、確かに副産物ではありますが、人間も食べているものです。
珍味として加工されているものもあります。

ホルモン同様、いろいろと認識の差はありますが、近畿地方以西では馴染みのあるものです。

ヤシ粉末とは？

これは個人的な見解ですが、いわゆるコプラと呼ばれるものと思われます。

ビタミンを多く含み、有機肥料や家畜の飼料、特にブランド牛の飼料によく使われるものです。

犬にはたまらない嗜好性がある、という研究結果もあるそうで、わんこのきちんとごはん以外にも、ドッグフードに配合しているメーカーもあります。

購入者の口コミ・レビュー

まだ新しいフードであるため、口コミは見つかりませんでした。

しかし、同じ会社が製造するシェフドッグは、非常に評価の高いフードで、口コミもおおむね高評価のものばかりです。

配合されている原材料も、量の違いはあれどコンセプトは同じであるとみてよいでしょう。

ただ、いわゆるペレット状の形状が、犬によっては食べづらく、ふやかさないと咳き込んだり詰まったりする、という口コミがありました。

わんこのきちんとごはんは、シェフドッグに比べると小さくなってはいるものの、同じく長細いペレットタイプですので、その点は注意した方が良いでしょう。

また、崩れやすいのか歯にかなりくっついてしまうようで、歯磨きなどもしっかり行った方が良いでしょう。

価格と購入方法

公式サイトの他に、Amazonと楽天に販売店があります。

価格については、1kgあたり3,600円（税抜）です。
（1kgのパッケージの他、250gの少量パックも用意されています。）

どうでしょう、内容と照らし合わせて考えると少し高いかな？というのが正直な印象です。

大きな工場を構えているわけではないメーカーさんは、どうしても割高になるのかもしれませんね。

ただ、今与えているフードへの食いつきが悪いとか、カリカリフードを好んで食べてくれない犬の場合は、お試ししてみる価値はあるかもしれません。

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総評

原材料について、石川県の新鮮な魚が主原料ということ、添加物がないことなど評価ポイントが高いドッグフードです。

しかし、穀物類が多い、総合栄養食としてはたしてしっかり満たされているのかなど、気になる点もあります。

製造管理についても、実はビニール片の混入が見られると販売元が公表しています。

理由としては、魚や肉などを個別に包んでいるビニール片がごくまれに混入してしまい、目視で取り除けない場合がある、ということのようですが、本来はあってはいけない話であって、ドッグフードだからいい、ということにはならないはずです。

価格についても、決して購入しやすい価格とは言えません。
小型犬がメインターゲットのようですが、原材料とのバランスを見ても割高感がありますね。

シェフドッグなど、販売実績のあるフードを製造販売してきた会社ですから、お試しする価値はあると思います。

ただ、国産フードはどうしても無添加、ナチュラルといった言葉やイメージが先行し過ぎているところがあるため、そこばかりにとらわれることのないようにした方が、より良い選択が広がるでしょう。

以上の点から、総合評価は☆2.5です。