バイタルエッセンシャルズの原材料・成分と口コミ評判
日々進化し続けるドッグフード。
その進化は、原材料だけでなく、製造方法にもあてはまります。
一般的な高温高圧製法のものから、より栄養価を残せるような定温低圧製法へ、そして、フリーズドライ製法など、さまざまな製造方法がありますよね。
今回お伝えするのは、フリーズドライ製法で製造される「バイタルエッセンシャルズ」です。
オールアメリカのドッグフード、中身はどうなっているでしょう?
手作り食のサポート役となるドッグフード
「犬には犬の、正しい食事」を提供することを理念とし、品質や製造工場にも妥協せずに安全性を求め、自社キッチンで責任をもって製造しています。
バイタルエッセンシャルズの大きな特徴は以下の2点です。
- フリーズドライ製法
- ふりかけとして使用できる総合栄養食
粉状と柔らかいかたまりが混ざった状態のフードですが、このフード自体で総合栄養食の基準を満たしています。
ふやかして与えることもできますし、生肉などにまぶして与えることも可能です。
手作り食の方にも力強い味方になるドッグフードと言えます。
野生の犬の食事に近いフード
フィッシュ<原材料>
スペリオル湖産コクチマス、ミックストコフェロール、d-αトコフェロール
<成分>
生の食材を丸ごと使用
いわゆるホールプレイと呼ばれる、素材を丸ごと使用する方法を取り入れています。
肉の部分だけでも良いですが、骨や内臓などもしっかり取り入れることで、自然界の本来の食事を再現します。
穀物類不使用
犬は今でこそ雑食と言われますが、本来は肉食です。
体も穀物などを消化するように作られていません。
バイタルエッセンシャルズは動物性たんぱく質が主で構成され、穀物類は一切使用されていません。
たんぱく源は魚のみ
以前はサーモンとまぐろ、ニシン脂が主原料でしたが、リニューアル後はコクチマスという魚が主原料となっています。
魚が主原料のフードは比較的アレルギーなどが出にくいという側面があるので、敏感な犬でもお試ししやすいですね。
総合栄養食としての基準は満たしているの?
通常、総合栄養食の基準を満たすためには栄養素などの添加が必須です。
しかし、バイタルエッセンシャルズは原材料に栄養素の添加はありません。
それでも総合栄養食の基準は満たしていると明記されているので、そうなのだと思いますが、詳しい成分分析等がないため、検証のしようがありません。
45%以上の高たんぱく質
フードの性質上、他のドライフードと同列で見ることは出来ないのですが、45%~のたんぱく質となっています。
高たんぱく質は本来犬には良いことですが、急に高たんぱく質フードに切り替えると、おなかを壊したりする場合があるので注意しましょう。
購入者の口コミ・レビュー
取り扱いの店舗が少なく、またドッグフードについてはさらに取り扱いが少ない(トリーツなどのおやつはあり)ため、なかなか口コミが見つかりませんでした。
特殊な形状のフードであるということから、高齢の犬の特別食、といった使い方をされるケースがみられました。
嗜好性も高いため、食欲が落ちた時に一時的にトッピングするなど、工夫して使用されているようですね。
高齢犬なのでふやかしたフードにバイタルエッセンシャルズをトッピングして与えています。
普通のフードのままだと食いつきが悪いのですがトッピングすることでバクバク食べてくれます。
価格と購入方法
170gパックがおよそ3,000円となっています。
10kgの成犬の場合、1日あたりおよそ160㏄が給与量で、100gほど与える換算(20㏄=13gとして)になるのですが、単純に考えると2日でなくなる計算になります。
もちろん、バイタルエッセンシャルズのみを与えた場合であり、ふりかけ的な使い方をすればその限りではありません。
しかし、やはりその価格を考えた時、なかなかチョイスしづらい点は否めませんね。
ネット通販などで購入できますが、正規品であるか、しっかり確認した方が良いでしょう。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
原材料、製造方法などを見る限りでは、管理の行き届いたフードであるという印象です。
1968年から続く企業であり、歴史もあります。
ただ、あまりに価格が高い点と、総合栄養食として果たして本当に機能するのか?という点がもう少し詳しくわかると良いですね。
メインフード、というよりはサポート的な位置づけで使用する分には良いのではないでしょうか。
以上の点から、総合評価は☆3つです。
メインフードとしては現実的に厳しいかな、というドッグフードです。
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