うまの肉ごはんの原材料・成分と口コミ評判
国産ドッグフードを製造販売する「愛犬みちしるべ」の、愛犬 肉ごはんシリーズをご紹介します。
ラインナップとしては、うまの肉ごはん・とりの肉ごはん・しかの肉ごはんが並びます。
その名の通り、良質の肉をたんぱく源に使用し、製造方法にもこだわりを持ったドッグフードです。
では、基本的なことから見ていきましょう。
肉ごはんシリーズのドッグフード
「愛犬にいつまでも元気でいてほしい」。
ただこの一つを願いとし、原材料や製造方法にこだわって開発、製造されています。
国内産の鶏肉、鹿肉、海外産(メキシコ、カナダ)の馬肉をそれぞれ使用し、いずれも赤身肉(鶏肉は胸肉)のみの使用となっています。
余計なものを配合していないので、無添加、人間が食べても問題ないと明記されており、製造に関しても自社工場で行っています。
無添加の表記は?
実際に原材料や成分についてみていきましょう。
うまの肉ごはん<原材料>
馬肉・牛レバー・玄米・生おから・小麦・カボチャ・さつまいも・にんじん・すり胡麻・本鰹節・米油・菜種油・卵殻カルシウム・ビール酵母・昆布・いわし
<成分>
粗タンパク質22%以上、粗脂肪8%以上、粗繊維5%以下、水分8%以下、粗灰分5%以下
310kcal/100g
たんぱく源が肉類
原材料のトップは、どのラインナップも肉が占めています。
国内産ドッグフードは、肉類の使用があっても第一原料が穀物類であることが多く、その点ではこのドッグフードは評価できます。
余計な添加物は不使用
酸化防止剤や着色料、香料などは一切使用していません。
着色料などは犬にとって何の意味もないものですから、この点も評価できますね。
ただ、酸化防止がなされていない点は心配です。
水分量が低いですから、密閉容器でしっかり保存し、1週間以内で使い切るなど出来れば大丈夫だと思いますが、全ての飼い主がしっかりそれを実行できるとは限りません。
そういった意味では、安全な方法で最低限の酸化防止は行うべきです。
小麦、おからの使用
多量ではないにしろ、アレルギーの観点から小麦やおからが使用されている点は気をつけなければなりません。
また、サイト上でアレルギーに関して一切記載がない点から、アレルギーのある犬については購入ターゲットにしていないのかもしれないですね。
必要なビタミンは全て原材料から?
無添加と謳っているだけあって、ビタミン類の添加もありません。
これは、なるべく栄養素を壊さない製造方法で製造しているため、必要なビタミン類などは原材料から摂り込める、とサイトにはあります。
本当でしょうか?
成分分析を見ても、細かいビタミンやミネラルの量が一つも書かれておらず、信用するにはあまりにお粗末です。
これだけでは、主食として与えることは出来ません。
食品添加物の使用
サイトには、無添加の言葉がいたるところに書いてあります。
たしかに、合成の保存料や着色料などの使用はありません。そればかりか、本来必要な栄養素の添加もありません。
しかし、「卵殻カルシウム」「サンゴカルシウム(プレミアムに使用)」などは立派な食品添加物です。
無添加という言葉は、時に消費者を惑わせることがあります。
そのため、非常に扱いには神経質にならなければなりません。
肉ごはんシリーズの場合、どうしても無添加と謳いたいのであれば、着色料、保存料無添加、とするべきです。
原材料の説明の偏り
原材料表記一覧とは別に、使用されている原材料を詳しく説明しているページがありますが、はっきりいって「良い部分」しか掲載していません。
小麦類の使用については一切表記がないですし「鶏の胸肉のみを使用した」とありますが、原材料を見ると内臓肉も使用されています。
内臓肉の使用は、一概に悪いことではないですし、新鮮なものであればその栄養価は非常に高いのですから、なぜこのような、ちぐはぐな表記になっているのか理解できません。
このように、たんぱく源に肉類を使用し、不要な添加物を使用していない点においては評価できますが、「ドッグフード」としてみた場合、その栄養が全くわからないため、評価に値すらしないものといえます。
購入者の口コミ・レビュー
公式サイトでの販売のみのようで、楽天やAmazonなどの口コミが見つかりませんでした。
公式サイトの口コミのよれば、肝機能数値の改善が見られたとの報告がありました。
それ以外は参考になる口コミは残念ながらありません。
価格は高めですが、手作り食と併用してます。
肉がたっぷり含まれているおかげなのか、かなり食いつきがいいです。
公式サイトのみの販売とのことですが、念のためチェックしてみましょう。
価格と購入方法
ラインナップで変わりますが、1キロ当たり2,000円から2,700円とかなり高額です。
この原材料のどこにそのような高価格の要因があるのかわかりませんが、価格と内容が見合ってない印象を受けます。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
余計なものを配合せず、人間が食べられるもので製造されている点は評価できますが、総合的には残念な評価です。
原材料についても、肝心なものが配合されていない点、誤解を与える恐れのある表現などマイナス要素が多いです。
高価格である上に、販売窓口も少ないため、レビューなどで判断することもできません。
企業としても無添加表記の認識の甘さなど、高い評価は得られないでしょう。
以上のことから、総合評価は☆2です。
総合栄養食として与えるには、おすすめできないドッグフードです。
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