プロマネージの原材料・成分と口コミ評判
犬の体格やライフスタイル、年齢などを考慮するフードは、一見丁寧で気配りがなされているように感じますよね。
また、犬種別なども初めて犬を飼う方には安心材料の一つになることもあるでしょう。
今回まとめた「プロマネージ」は、さまざまな飼い主の要望に応えるべく開発されたドッグフードです。
では、詳しく見てみましょう。
犬のライフスタイルに合ったドッグフード
プロマネージは、マースジャパンが販売する高機能ドッグフードです。
品質や責任など5つの原則を掲げ、世界中でペットフード販売を手掛けています。
マースジャパンと言えばペディグリーやグリニーズなどのイメージが強いですが、キャットフードなども多く手掛けているグローバル企業です。
本部はベルギーにあり、研究機関としてウォルサムに栄養学などをふまえた研究開発をさせています。
プロマネージも、ウォルサムの協力を得て開発され、多くのラインナップを有しています。
室内犬用はどんな製品?
では、気になる原材料を確認しましょう。「プロマネージ 室内犬用」を取り上げます。
室内犬用<原材料>
米、さとうもろこし、ターキー、チキンエキス、鶏脂、シュガービートパルプ、サンフラワーオイル、フラクトオリゴ糖、トマトパウダー、マリーゴールド、ベータカロテン、STPP(トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素、リン)、アミノ酸(タウリン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
<成分>
タンパク質: 20.5%以上、脂質: 12.0%以上、粗繊維: 2.5%以下、灰分: 9.0%以下、水分: 9.5%以下
主原料は穀物
米とトウモロコシがふんだんに使用されています。
公式サイトで米やトウモロコシの有用性には触れられていないため、主にかさ増し目的であることは明白です。
たんぱく源はターキー
ヒューマングレードの保証がないのが残念ですが、ミールではなくターキーそのものを使用しています。
脂肪分の少ないターキーですから、補うために鶏脂が使用されていますが、しっかり原材料を明記してあることは良いですね。
たんぱく質量が低すぎる
室内犬用ということで、肥満対策のひとつなのかもしれませんが、保証値が20%というのは低いです。
犬の体には、たんぱく質は非常に重要です。
運動不足になり易い室内犬でも、たんぱく質はしっかり摂ることが大切です。
体重コントロールを考えてのことであれば、むしろ穀物などの炭水化物を減らすことが、肥満解消に役立ちます。
酸化防止剤の使用
ドッグフードに酸化防止は必須です。
しかし、合成の酸化防止剤にはいまだに不安が残るものが多く、そのためドッグフードメーカーでも合成の酸化防止剤を使用しないところが増えています。
プロマネージの場合、ローズマリーやビタミンなどで酸化防止をしているうえに、さらBHA、BHTの添加があり強力な酸化防止体制がとられています。
これはプロマネージだけでなく、マース社のペットフード全般に使用されているため、企業として使用を認めているといえます。
BHAに関しては安全性は高いと言われていますが、BHTは催奇形性などが疑われるもので、個人的にはどちらも摂取させたくない成分です。
プレバイオティクスだけでは物足りない
腸内の常在菌を活性化するプレバイオティクス。
プロマネージにはフラクトオリゴ糖、ビートパルプが配合されています。
ただ、プロバイオティクス自体は配合されておらず、犬自体の常在菌を活性化する目的となっています。
健康で便通にも問題のない犬ならば良いですが、もしもおなかの具合が不安定な場合は少し物足りないかもしれません。
必須脂肪酸のバランスは?
ひまわり油が使用されていることから、オメガ6脂肪酸は豊富に含まれていると推察できます。
しかし、オメガ3脂肪酸については、どの程度含まれているのかがまったく見えません。
配慮されているフードであれば、オメガ3脂肪酸が豊富な魚油、亜麻仁オイルなどが配合されますが、プロマネージにそういったものは配合されていません。
オメガ6脂肪酸が過多になると、炎症を促進させたり体調不良になることもあります。
購入者の口コミ・レビュー
食いつきは非常に良いと評判です。
口臭が少なくなったという口コミもありました。
小型犬向けの商品であるため、内容量が少なすぎるという点が唯一不満点といった感じです。
口コミ自体多くはありませんが、体調不良などの気になる口コミはありません。
室内犬用のフードということで、我が家のトイプードルに与えています。
フードは種類が多過ぎて、どれを選んでいいのか分からないのですが、こうやって室内犬用と書かれていると安心して購入できます。
価格と購入方法
バラつきはありますが、安い店舗だと1kgあたり700円から800円となっています。
コストパフォーマンスが良いという口コミの通り、安すぎず高すぎずといった印象ですね。
購入方法はホームセンターや大型ドラッグストア、ネット通販となります。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
いかに口コミが良かろうと、大手企業であろうと、原材料から判断すると良いフードとは言えません。
特に、酸化防止剤については多くのトップ企業からペット後進国と言われる日本の激安ドッグフードでも使用をやめているBHA、BHTの使用があるだけで、おすすめすることは出来ません。
その他の原材料も目立って良いものがないですし、それを考えるとはたしてコストパフォーマンスが良いと言えるかどうかも疑問です。
以上のことから、評価は☆1つです。食べさせたくないフードです。
愛犬の健康を考える上で、犬に不適切な原材料や、健康被害のリスクがある添加物を含んだドッグフードは避けたいところですよね。
プロマネージはライフスタイルや体格・年齢別のラインナップがあり、愛犬に合ったものを選びやすいイメージがあるかもしれませんが、原材料など中身をみると不安要素が拭えません。
当サイトでは、さまざまな製品の原材料や添加物、成分などを細かく見ていき、少しでも危険性のあるものを除外して、理想のフードを以下のページにピックアップしてみました。
切り替えを検討されている方、これから新たにフードを選ぶ方の参考になれば幸いです。
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