オーブンベイクドトラディションの原材料・成分と口コミ評判

ドッグフードの主な製造方法は、高温高圧製法ですが、この方法だと大量生産には向いていても、栄養価の損失などデメリットも大きいものがあります。

そのため、最近では低温で時間をかけて製造する低温低圧製法を取り入れるメーカーも増えています。

今回まとめたフードは、低温調理をした後、さらにオーブンで焼き上げる製法をとっている、bio biscuit社のオーブンベイクドトラディションです。

口コミなどもまとめたので、参考にしてみてくださいね。

低温調理で栄養価を逃さないドッグフード

「大切な家族のために」
OBTを製造するbio biscuit社は、カナダにある家族経営の企業です。

自社に工場を備え、各工程ごとに検査を行うなど製造管理はしっかりしています。

工場自体もHACCAPの認可を受けており、その原材料は全て食用の基準をクリアしたものとなっています。
カナダ公式サイトの中では、製造途中のフードを口に入れる社員の姿も映っており、品質には自信を持っています。

食物アレルギーや消化不良などにも注意して、小麦やコーンの使用はありません（穀物の使用は有）。

また、人工の香料や保存料の使用もありません。

チキン・ラム・フィッシュ・老犬＆肥満犬のラインナップあり

チキンの他にラム、フィッシュ、老犬＆肥満犬用のラインナップがあります。
ここではチキンを見ていきましょう。

チキン

主原料はチキン

新鮮な骨抜きチキンと、チキンミールが主原料です。

原材料は全て食用の基準をクリアしているため、ミールについても心配はないでしょう。

たんぱく質量が22％と抑え気味なのが気になりますが、質の良いたんぱく源であるかどうかが重要ですから、必要量はクリアしていると見てよいでしょう。

穀物類の使用あり

小麦やコーンなど、アレルギーの不安がある穀物の使用はないですが、ライ麦、大麦、玄米などの使用があります。

複数に分けられてはいますが、合算すると結構な量になるのではないでしょうか。

いずれも体への負担は少ないものとされてはいますが、便の状態などを見て判断すると良いでしょう。

必須脂肪酸のバランスへのこだわり

オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸のバランスにも注目しており、サーモンオイルや亜麻仁の配合でバランスを取っています。

キャノーラオイルの配合がありますが、オメガ6脂肪酸であるリノール酸は、チキンなどにも含まれており、過剰摂取は良くない成分です。

わざわざキャノーラオイルを配合すると摂取過多になる可能性もあります。
実際に比率は5:1となっていて、悪くはありませんが、よりその差がない方が良いでしょう。

キレート化ミネラルの使用

吸収されにくいミネラルは、あらかじめアミノ酸と結合させることで、その吸収率をアップさせます。

主に、銅やマンガン、亜鉛などを効率よく吸収する目的があります。

購入者の口コミ・レビュー

リピーターさんが多いフードです。

オーブンベイクドの特徴の一つに、べたべたと脂ぎっていないというのがあるのですが、その点も好評のようです。

また、ジッパー部分には日本企業のものが採用されており、細かいフードの粉が付着しても密封状態を保てるということで、そういった気配りも評価のポイントとなっています。

固すぎない粒も、シニア犬や小型犬には最適という声も多く見られました。
具体的に悪かった点などは特にないようで、優秀なフードと言えそうです。

価格と購入方法

1kgあたり、およそ1,600円と、高すぎず安過ぎずといった価格となっています。

同様の穀物使用タイプのプレミアムドッグフードと比べても、だいたい同じような価格のものが多いですね。

購入方法としては、正規販売店も多く、ネット通販でも購入できます。
ただ、店によっては品切れのまま、というところもあるので、確認しておきましょう。

総評

自社工場を有しているのはたいへん信頼できることです。
外注になるとどうしても責任の所在があいまいになってしまうからです。

カナダのドッグフードは、アカナ、オリジンと優秀なフードがありますが、内容としては負けず劣らずといったところですね。

穀物使用があること、たんぱく質量が低い点は選択の分かれ道になるかと思いますが、オリジンなど高タンパクが合わない犬にはむしろ良いフードと言えるでしょう。

総合評価は☆3.5.です。おおむね口コミ通りの良いフードですね。