オーガニック認定のドッグフードは安心安全なの?
私たちが普段口にする野菜や果物、タオル、化粧品にいたるまで、「オーガニック」という言葉がよく聞かれます。
ドッグフードの世界でも、オーガニックフードが世界中で製造販売されていますね。
でも、「オーガニック」とはそもそもどのようなものを指すのでしょうか?
オーガニック認定されたものは、全て安全安心なのでしょうか?
今回は、ドッグフードとオーガニック認定についてまとめました。
オーガニックとは
オーガニックとは、「有機農業」を指す言葉です。
日本では平成18年より「有機農業の推進に関する法律」が施行され、「化学的に合成された農薬や遺伝子組み換え技術などを利用しないこと、農業において環境に与える負荷を出来るだけ抑えた方法を用いて行われる農業」のことを定義としています。
また、海外においては、国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が定めたコーデックスガイドラインと呼ばれるものがあります。
日本の法律もこれを基に作成されていますが、日本が申請による認定であるのに対し、海外では収穫時や輸送時においても客観的な証明が必要とされています。
認定の基準とは
では、オーガニック認定はどのようにしてなされるのでしょうか?
まず、農家などの生産者が国に直接申請するのではなく、国が認定した登録機関に申請することになります。
この認定機関ですが、国内には平成28年度時点でおよそ60の機関が登録されています。
同じく、外国の認定機関は13の機関が登録されています。
それぞれ、農産物や海産物などさまざまなジャンルを設けており、生産者は申請したい種類を取り扱っている認定機関と対象エリアを確認した上で申請します。
その後、認定機関は規則にのっとって申請された生産者やその農場などを確認し、問題がなければ認定し、認定後も年に一度の調査を行い、継続的に規格が守られているかを審査します。
認定を受けた生産者は、有機JASマークと呼ばれる認定のシールを貼って、出荷販売することが可能になるのです。
ペットフードそのものが認定される訳ではない
オーガニック認定を受けられるものには、農産物、畜産物、加工食品、飼料があります。
ペットフードそのものは、いずれにも属さないと考えられるため、ドッグフード自体に対するオーガニック認定はありません。
オーガニック認定を受けている原材料を一部、または全部使用しているという意味で、ドッグフードそのものがオーガニック認定されるということではないのでご注意ください。
また、オーガニック認定を受けていなくても、商品そのものにオーガニック表記をしなければ、広告にはオーガニックと表記できるというよくわからない部分があることも知っておいた方が良いでしょう。
オーガニックだから安心安全とは限らない?
オーガニックの定義としては、あたかも完全無農薬といった印象がありますが、実際はそうではありません。
特定の許可された農薬などは使用できますし、詳しく見ていくとその認定基準も認定機関独自のものであるなど、オーガニックだからどうとは言えない部分もあるようです。
しかし、法律が根拠となって認定されるわけですから、ないよりは断然あったほうが安心安全の面からいえば良いと言えるでしょう。
反面、オーガニック認定の威を借りて、犬本来の食事に適切とは言えないドッグフードまでも、高級であるかのようなイメージを植え付けている場合があります。
言葉や制度に惑わされることなく、そのドッグフードの内容がどうであるかを見極めることが大切といえるでしょう。
犬にとって最適な原材料で作られたフードを選ぶ
オーガニック認定については、農林水産省に数百ページに及ぶ資料が何部もあり、そのすべてに目を通し理解することは非常に困難です。
オーガニック=体に良い、といったことも一概には言えません(オーガニックとそうでないものと、成分に大きな差異がないものも多く存在していますし、かえって栄養分が減ったものもあります)。
やみくもにオーガニックに傾倒するのではなく、犬にとって最適な原材料で作られたドッグフードを選択することの方がはるかに重要といえます。
そのうえで、オーガニックなものが多く含まれていれば、それは良いドッグフードと言えるでしょう。
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