メディコート(pHサポート)原材料・成分と口コミ評判
犬にとって、尿道が結石でふさがる尿路疾患は珍しい病気ではありません。
尿路疾患は日々の食餌で予防、コントロールできるため、それに特化したドッグフードも多く販売されています。
ペットライン社が製造販売する「メディコート phサポート」も、尿路疾患に配慮したドッグフードとして知られています。
尿路疾患に配慮したドッグフード
尿路疾患とは、どのような症状なのかみていきましょう。
体内のミネラルバランスが崩れることで、体内がアルカリ性または酸性に極端に傾くことで結石が出来ます。
その石が、尿道をふさぎ、尿の出を悪くしてしまうのです。
初期症状
排尿時に苦しんでいたり、何度も排尿する割に少ししか出ていないなどです
室内犬や、常に人がそばにいる場合は気づきやすいですが、屋外犬や留守がちの場合は発見が遅くなることもあります。
中期~末期症状
症状が進むと、ぐったりし、血尿やあるいは尿が出ていない状態に陥ります。
放置すると尿毒症になって死に至りますが、その期間は尿が出なくなっておよそ24時間程度とあっという間に容体は急変します。
おかしいな、と気づいたら一刻も早く獣医師の診察が必要です。
ストルバイト結石の予防
メディコートphサポートは、適正なph値を保つことで、体内を弱酸性にし、ストルバイト結石の予防を目的としています。
その際重要なのが、ミネラルの一種であるマグネシウムの値です。
ほんどの総合栄養食で、「尿路疾患に配慮」とされているドッグフードは0.1%以下に設定されていて、メディコートも0.095%以下となっています。
ヒューマングレードの表記なし
実際に原材料や成分についてみていきましょう。
<原材料>
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、豆類(おから、脱脂大豆)、油脂類(動物性油脂、フィッシュオイルパウダー:DHA・EPA源、ライスファットカルシウム、ガンマ-リノレン酸)、魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源)、セルロース、糖類(フラクトオリゴ糖)、ビール酵母、卵類(ヨード卵粉末)、シャンピニオンエキス、ビタミン類(A、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、C、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン、トリプトファン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
<成分>
穀物類の使用あり
トウモロコシ、大豆類の使用が認められます。
小麦の使用はありません。
アレルギーのある場合は様子を見て与えましょう。
肉類がミール
国産のドッグフードはミールの使用が多いです。
ミール自体がダメということはありませんが、せめて品質のグレードを明記してもらいたいですね。
シャンピニオンエキスで消臭効果
マッシュルームとして知られるシャンピニオンですが、そのエキスは消臭効果が認められています。
それ以外にも、血圧の安定や腎機能の衰えの抑制、腸内環境改善など、大変よい効果が期待できます。
トリプトファン配合で穏やかさを
鶏肉に多く含まれるというトリプトファン。
これは、幸せホルモンともいわれるセロトニンに関係する物質で、適切な摂取をすることで精神の安定につながる性質が認められています。
メディコートにも配合され、犬の安眠やストレス軽減に効果が期待できそうです。
着色料や合成酸化防止剤の不使用
酸化防止はローズマリーとミックストコフェロールで行われています。
不要な合成添加物は使用されていません。
購入者の口コミ・レビュー
尿路疾患について、数値が安定した、良い状態をキープできているという声が多いです。
療法食で有名なロイヤルカナンと併用している、もしくはロイヤルカナンから移行したという声も多いですね。
食いつきに関しては良いという声が多く、まずいとされがちなサポートフードのなかでは、好む犬が多いのかもしれないですね。
価格が安い点、内容がさほど他の高額な療法食と変わらないといった点で、他の尿路疾患サポートフードから乗り換える方が多いようです。
療法食は値段が高いのがネックでしたが、こちらのフードはお手頃価格なので助かっています。
価格と購入方法
お店によっては箱売りなども行っているため、価格は非常にばらつきがあります。
1キロあたりは600円~2,000円となっています。
購入は、比較的間口が広く、大きなホームセンターやドラッグストア、ネット通販、ペットショップなどで出来ます。
500gの小分けになっているので、保存は安心です。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
原材料に品質の保証は見当たりませんが、同価格帯のドッグフードと比べると悪くはないでしょう。
原材料トップが穀物なのが残念ですが、残念な原材料で高価格な設定の他社に比べれば良心的といえます。
尿路疾患は、配慮がなされていない粗悪なフードを与えると早い段階でその影響が表れます。
一度結石が出来た犬は、すぐ石が出来てしまうことも多いため、口コミでそういった点が見当たらないということは、尿路疾患サポートとしては役割を果たしていると言えるでしょう。
以上のことから、評価は☆3つです。
愛犬の健康を考える上で、犬に不適切な原材料や、健康被害のリスクがある添加物を含んだドッグフードは避けたいところですよね。
メディコートphサポートは尿路疾患に配慮されているフードです。現在、健康状態に問題のない犬でも、今後さまざまな病気を防ぐためにもフード選びには慎重になるべきです。
当サイトでは、さまざまな製品の原材料や添加物、成分などを細かく見ていき、少しでも危険性のあるものを除外して、理想のフードを以下のページにピックアップしてみました。
切り替えを検討されている方、これから新たにフードを選ぶ方の参考になれば幸いです。
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