メディコートボディコンディションの原材料・成分と口コミ評判
犬の体格の問題というと、多くは肥満の問題が取り上げられますよね。
しかし、犬の種類や骨格に対する「適正体重」をしっかり把握できているでしょうか?
今回お伝えする「メディコートボディコンディション」は、肥満対策だけでなく、体重アップも行うことのできるラインナップをそろえたドッグフードです。
体重コントロールをサポートするドッグフード
小型犬は体重を数値で管理するのも難しくはないですが、大型になると抱きかかえて体重計に乗るわけにもいきません。
メディコート公式サイトでは、犬の適正体重を見た目からも判断できるように、サイト上に5つにわけて図解で示してあります。
パッと見ただけでは太っているように見える犬も、実は毛がふさふさなだけで、触ってみると痩せているなんていうこともあります。
満腹感ダイエットってどんな製品?
メディコートボディコンディションは、「その時の犬の状態から判断する」ことを大切に考え、体重増減を手助けするフードを展開しています。
ここでは肥満対策の「満腹感ダイエット」を取り上げます。
満腹感ダイエット<原材料>
穀類(小麦粉、コーングルテンフィード、コーングルテンミール、小麦ふすま)、豆類(脱脂大豆、おから)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂、共役リノール酸)、糖類(フラクトオリゴ糖)、卵類(ヨード卵粉末)、セルロース、グルコサミン、L-カルニチン、シャンピニオン、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンK3、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、ビタミンC、塩化コリン)、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸鉄、亜鉛アミノ酸複合体、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
<成分>
低GI食品の使用?
ダイエットに重要なのは、急激に血糖値を上げてしまう高GI食品を摂取しないことです。
このフードも、それに配慮して低GI食品をしようとあるのですが、高GI食品である小麦粉の使用があります。
しかも原材料トップですから、量も少なくありません。
低GIの小麦ふすま(ブラン=外皮)の使用もありますが、肥満対策には穀物類の使用を慎重にすべきです。
脂肪分が少ない?
脂肪の摂りすぎはよくありませんが、通常の総合栄養食の範囲で摂り過ぎになることはまずありません。
また、脂肪分を減らせば痩せるということもありません。
逆に、過度の排除は皮膚や毛並みの健康を損ねたり、スタミナ不足を招くこともあります。
ドッグフードにおいて、10%前後の脂肪分は摂取すべきです。
たんぱく質量は良いが、問題は品質
ダイエットフードになると、たんぱく質量まで極端に減らしているものもありますが、それはよくありません。
このフードは、25%程度保証されているため、少なすぎるということはありません。
ただ、たんぱく質の質が悪いと、それはただの老廃物にしかならず、涙やけや皮膚トラブルの原因になってしまいます。
メディコートシリーズは、ヒューマングレードなどの保証がないので、その点が気になりますね。
体重を減らすために
体重を減らすには、しっかりとたんぱく質と脂肪を摂取し、血糖値を上げる要因となる高GI食品を避けること、そして十分な運動です。
このフードは、たんぱく質量は良いですが、脂質が低すぎる点、低炭水化物でない点、繊維質でごまかしている点が残念ですね。
購入者の口コミ・レビュー
3~4ヶ月続けたところ、減量効果があったという声が見られました。
反面、繊維が多いからか、便の量、回数ともに増えたという声があり、これはメディコートの他のラインナップも同様のようですね。
ただ、気になる点として「便がくさい」というものがありました。他のフードと比べて臭い、ということのようなので、室内飼いの場合は心配ですね。
給与量が多いことが、満腹感につながるということで評価している飼い主さんがいましたが、裏を返せば非経済的、便の量が増えるということでもあるので、判断が難しいところです。
肥満気味なのでこちらに切り替えてみました。
価格が安いのが決め手でしたが、1日に与える量が多いので結果として高くつくような気がしています。
価格と購入方法
メディコートは比較的販売窓口が多いのですが、ボディコンディションは取り扱ってないところもあるようです。
ネット通販は価格が安い(1キロあたり500円前後)のが魅力ですが、配送のトラブルや在庫切れなどに注意が必要です。
ネットの取扱店舗も、いわゆるプレミアムドッグフード専門店ではなく、ドラッグストアのような店での取り扱いが多い商品なので、保管状況や取り扱いが気になる場合はよくお店に確認しましょう。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
減量について、一定の効果はあるようです。
それだけを求めるのであれば、価格も手ごろですので試してみるのも良いでしょう。
製造工場などもISO認定工場であり、ペットフードとしての品質は心配いらないと思いますが、食べ物として考えた時、やはりヒューマングレードの保証はほしいところです。
価格と原材料のバランスは低め安定といったところで、価格重視の場合は試してみても良いでしょう。
以上のことから、評価は☆2.5です。
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