低脂肪・低カロリーのドッグフードが犬に必要ではない理由
日本国内で販売されているドッグフードは、その成分の内容で総合栄養食、一般食といった分類がされます。
さらに、脂肪やカロリーなどで低脂肪、低カロリーと呼ばれるフードがあります。
このようなフードは、どのような犬にとって効果的なのでしょうか?
また、それぞれ違いやメリット・デメリットについてみていきましょう。
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目次
ダイエット・減量目的で選ぶのは間違い?
市販のドッグフードの中にも、低脂肪・低カロリーを謳ったものがたくさん販売されていますよね。
それぞれ目的があって作られたフードですが、健康な犬にとってこれらは必要なのでしょうか。
低脂肪フードとは
一般的に、総合栄養食と呼ばれるフードには最低5%以上の脂肪が含まれている必要があります。
しかし、これは下限であって、多くのフードはおおよそ10%~20%以上の脂肪分になるよう設計されています。
脂肪分の保証値が13~10%以下になると、低脂肪フードと考えてよいでしょう。
その中でも、消化器系の病気などで特に低脂肪でなければならないフードの場合は、8%程度まで低くなります。
低カロリーフードとは
一般的なフードは300kcal~400kcalに設計されていますが、330kcal以下のドッグフードは低カロリーフードと考えてよいでしょう。
たんぱく質や脂質、繊維や水分などは、公正競争規約で表示しなければならない決まりになっていますが、カロリーについての表示は任意です。
私たちはよく目にするカロリーにばかり気を取られがちですが、栄養学的に考えてこのカロリーというものは、実はさほど大きな意味を持ちません。
低脂肪フードのメリット・デメリット
低脂肪のドッグフードを必要としている犬がいるのも事実です。
低脂肪でなければならない犬がいる
脂肪は、犬が生きていく上で決して少なくてはいけないものです。
体の機能を維持するだけでなく、毛並みや皮膚の健康のためにも必要不可欠です。
しかし、消化器系の病気や肝機能が弱い犬など、脂肪がかえって犬に負担を与えることもあります。
そのため、低脂肪でなければ食べられない犬のためには、この低脂肪フードというものはなくてはならないものです。
特に、膵炎などの場合、脂肪の多い食事をとると、その後激しい痛みを伴うことがわかっているため、ドッグフード管理は重要なことです。
ダイエット目的での低脂肪は効果なし
脂肪=肥満、という図式は正確ではありません。
脂肪の種類にもよりますが、単に脂肪を摂らなければ痩せる、というのは大きな間違いです。
太る原因は炭水化物に含まれる糖質と、急激に血糖値を上げる食べ物によるため、常識的な範囲内での脂肪の摂取は、肥満と関係がありません。
犬にとって必要な量の脂肪を摂らないことで、かえって体調を崩すことにならないよう気をつけましょう。
脂質は品質に左右される
かといって、脂肪なら何でもよい、というのは少し乱暴な話です。
何の脂なのかわからない動物性油脂や、犬には負担となりうる種類の脂は、やはり摂取させるべきではありません。
あらゆる面で有益なオメガ3脂肪酸を豊富に含む油脂類(魚由来、亜麻仁オイルなど)が適量配合されたドッグフードがベストです。
低カロリーフードのメリット・デメリット
正直なところ、低カロリーフードのメリットというものがわかりません。
理由としては、そもそもカロリーというものの曖昧さ、栄養とカロリーの違いなどがあります。
カロリーが低いから痩せるは間違い
たとえば、0カロリーのものでも、栄養成分表示を見ると炭水化物をはじめさまざまな栄養素が含まれます。
「カロリーがなければ栄養素がない」ではないですし、ましてやカロリーが低ければ減量できるわけでもありません。
たんぱく質や脂質は必要な成分
低カロリーに設計するには、動物性たんぱく質と脂質を削るのがもっとも手っ取り早い方法です。
低カロリーを謳うフードのほとんどは、脂肪分が少なくなっています。
健康であるにもかかわらず、太らせたくないという理由で低カロリーフードを与えるのは愚かな行為です。
特に、獣医師の指導もないのに、成長期の仔犬や運動量の多い犬に、低カロリーフードを与えるのはやめるべきです。
グレインフリーのドッグフードを選ぶ
病気により、やむを得ず低脂肪フードを与える必要がある場合を除いて、健康な状態の犬に極端に脂肪が少ないフードを与えるのは間違いです。
ましてや「太っているから」「減量させるために」と低脂肪フードや低カロリーフードを与えることも間違いです。
中には、たくさん食べさせたいがために低カロリーフードを与える飼い主もいるようですが、全く理解できません。
減量が必要ならば、まず穀物や根菜類などの炭水化物(糖質)の少ないフードに切り替えましょう。
良質な動物性たんぱく質と脂肪は、犬の健康な体の機能をを保つに必須の成分です。
一日の給与量をしっかり把握し、犬の健康を損なわないよう適したフードを与えることが大切です。
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