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ドッグフードのレンダリングとは!危険だから食べてはいけないは間違い?

ドッグフードを勉強していると、「レンダリング」という言葉をよく目にしますね。

今回は、このレンダリングについて深く掘り下げてみようと思います。

レンダリングの定義、なぜそのような事が行われるのかなど、いつもはさらっと流してしまうことまで、しっかり見ていきましょう。

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レンダリングとは

まず、ネット上にあるレンダリングや副産物についての記述には、正確でないものが多く存在していることは知っておかなければなりません。

ペットフードに関係する意味でのレンダリングとは、食用に利用されない家畜肉(家禽、魚含む)から、肥料、飼料、油脂、そしてミールを製造することを意味します。

屠殺された家畜は、加工場でトリミングされますが、どうしても端っこなどのいわゆる「くず肉」が発生します。

また、屠殺後に出る食用に適さない部分や、食用で飼育されたものの、屠殺前に感染症以外の要因で死亡した家畜本体も、くず肉同様レンダリングに利用されます。

それらは主に「動物性油脂」と「搾りかす」分けられ、搾りかすはたんぱく質が豊富であるためにペットフードなどの飼料として利用されます。

この搾りかすこそが、「レンダリングミール」です。

これらの作業は、「化製場等に関する法律」で厳しく規制されており、都道府県知事の許可なくして行うことは出来ません。

レンダリングに対する悪いイメージ

レンダリングに使用されるのは、副産物の中の不可食部分、どう加工しても人間は食べない、商品にならない部分(骨、脂肪、非食用臓器)が使用されます。

そして、先ほども述べたように、いわゆる死んだ家畜も利用されます。

感染症などの特定の病気で死亡したものは焼却処分などで回ってきませんが、このあたりがレンダリングに嫌悪感を持たれる要因の一つと言えるでしょう。

また、過去には徳島県で事故死した動物(犬猫含む)をレンダリング業者が自治体から依頼され、引き取っていた事実があったため、ペットフード自体に疑問を持っていた人々を中心に、「レンダリング=劣悪なもの」という図式が出来上がってしまいました。

ペットフードにおけるレンダリングミールの使用

多くのドッグフードにはミールが使用されています。

しかし、国によってその定義、またメーカーによっては乾燥させた肉を粉状にしたものをミールと表記していることもあるため、一概に判断は出来ません。

また、日本ではくず肉および不可食部位から搾脂したものがレンダリングミールですが、アメリカでは頭や足、内臓を除いた骨付き、あるいは骨なしの清潔な肉と皮から搾脂したものと決められています。

良識あるフードメーカーは、レンダリングミールを使用していない旨を明記しているところもあります。

レンダリングミールだからと言って「悪いもの」とは言い切れませんが、日本国内におけるレンダリングミールの定義からすると、国内生産のレンダリングミールは「高品質なもの」でないことは確かでしょう。

畜産副産物の意義

レンダリング、副産物、と聞くだけで、眉をひそめる人も少なからずいます。

食べられない部分をペットフードにするなんて・・・と思う気持ちはわからないでもないですが、それは人間目線がもたらす感情とも言えます。

皆さんは、家畜一頭から人間の食用となる部分肉がどれだけとれるかご存知ですか?

たとえば牛の場合、肉は42%、残りの58%はいわゆる「畜産副産物」です。

豚や鶏も、肉や皮など人間が食べたり加工品として使用する部位を除くと、50%は副産物です。

尊い命をいただいているのに、半分は人間は食べません。

自然界ならば、肉食動物が骨以外はすべて食べてしまいます。

正確には、昔の人や一部地域では余すことなく利用しているところもあります。
沖縄や西日本では、特に豚は捨てるところがないというほどあらゆる部位が食べられていますよね。

でも、それらも定義上は「副産物」であり、レンダリングに回ってもおかしくないものも含まれています。

レンダリングは、日本においてはその歴史が複雑であることや、食文化、携わってきた人たちの思いなどが絡まりあって、知ろうとしない風潮があるのも事実です。

しかし、一方では命をくれる家畜たちを無駄にしない、そういう精神もあるのです。

ドッグフードを選ぶ上での判断材料として考える

レンダリングについては、個人の考え方が大きく関わるため、どれだけメリットやデメリットを論じたところで、着地点が見いだせないものでもあります。

命の尊さという精神論をいくら説いたところで、レンダリングミールを食べなければならないわけではありませんし、品質からいえば良いとは言い難いのも事実です。

ただ、栄養価については一定の評価があるものですし、体に悪いとか病気になるとか、そういうことではありません。

あくまでも、印象の問題が大きいのであって、「なんとなく食べさせたくない」、極端に言えばスーパーのおつとめ品か?最高級品か?の関係に近いのです。

それは当然価格に反映されますから、経済的事情を考えるとおつとめ品にせざるを得なくても何ら責められることでもありません。

ドッグフードを選択する上での一つの判断材料として、さまざまな角度から考えることが大切です。

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