いぬのしあわせ 原材料成分と口コミ評判

国内大手ペットフードメーカーが製造販売する「いぬのしあわせ」シリーズ。

手ごろな価格で比較的手に入れやすいドッグフードですが、その中身はどのようなものでしょうか？

小型犬向けのドッグフード

日清ペットフードが製造販売する「いぬのしあわせ」シリーズ。

需要に応じて小型犬がメインターゲットの商品のようですが、いくつか特徴があります。

ロングライフチャレンジ、として、犬の平均寿命を20年に延ばすというプロジェクトを行っています。

大型犬は難しいですが、小型犬であれば15年から17年という長寿は聞かれるようになってきました。
日々の食餌から貢献するという考えから、原材料などの研究が行われています。

また、着色料は使用しないなど、フードに必要のないものを使用していません。

合成添加物は不使用

実際に原材料や成分についてみていきましょう。

穀物が原料の主体となる

国内の安価なドッグフードにありがちな、穀物主体のドッグフードです。

小麦粉、トウモロコシ、米糠、大豆ミールなど、量としても非常に多いと推察できます。

肉類はミールとパウダー

チキンミールとチキンレバーパウダー、フィッシュミール、魚肉抽出物が使用されています。

ミールは消化吸収の面でメリットがあるとも言われますが、高品質でなければ本末転倒です。

ヒューマングレードの保証もなく、その量も多くないため、良いとは言えません。

動物性油脂、フィッシュオイルは由来が知りたい

何の脂なのか、明記していない場合はやはり注意が必要です。

これもたんぱく質と同じで、質が重要ですから何の脂なのか、はっきりと記載すべきです。

ハーブ類の使用

国産ドッグフードには珍しく、複数のハーブを使用しています。

ハーブには抗酸化作用や抗炎症作用など、動物の体に優しく、かつ効果のある成分が多く含まれます。
酸化防止もローズマリーで行っており、不要な合成の添加物はそのほかも見当たりません。

たんぱく質量はやや低め

そもそもが穀物主体のドッグフードであるので、どうしてもたんぱく質量は低めになります。

低すぎるのは問題ですが、25%程度は欲しいところですね。

ただ、品質の程度がわからないたんぱく質は、多いとかえって涙やけなどのトラブルにつながるので気をつけましょう。

購入者の口コミ・レビュー

パウダーがついているため、食いつきは良いという声が多いです、が、次第に食べなくなった、このフード単品では食べなくなった、という口コミも見られました。

また、黒い毛色の犬は、口の周りが汚れるという声もありました。

口コミの多くはその安さについてのものが多く、具体的に品質についてのものは少ないです。

価格と購入方法

大手ホームセンターやスーパーなど、いたるところで購入できます。

価格はネットショップが安定して安く買えるようですが、保管方法などの問題もあるので、しっかり確認しましょう。

1キロ当たり、400円程度です。

総評

大手企業の製品で、ISO認定工場で製造されており、製造面では非常に安心であるといえます。
しかし、原材料だけを見てみると、残念なものと言わざるを得ないですね。

穀物主体である点、肉、魚が少ない、野菜パウダーは栄養素というより色付け、そしてそれをカバーする多くの風味パウダー。

合成の添加物を使用していない点は評価できますが、それ以外はおすすめできるドッグフードとは言えません。

以上のことから、評価は☆2つです。