ドッグフードのキャリーオーバーってどんな意味?
キャリーオーバーという言葉の意味には「繰り越し」や「影響」といったものがあります。
なじみ深いものでいえば、ロトなどの宝くじの1等が出なかったために、賞金が翌週に繰り越される場合などを思い浮かべますよね。
それ以外に、食品業界でいうところのキャリーオーバーというものがあり、ドッグフードにも当てはめて使われています。
それが意味するのは「残留」「影響」といったもので、これはすなわち、原材料に含まれている添加物のことです。
無添加だから安心安全とは限らない
無添加と書いてある商品だったら安心じゃないの?と思われるかもしれません。
実はこの「無添加」という表示基準に大きな問題が潜んでいるのです。
一般社団法人日本ペットフード協会の公式サイトによると、ペットフードに使用される食品添加物の表示基準は、製造に使用されたすべての原材料を、添加物にいたるまですべて記載すること、と書かれています。
また、その際に使用した、表示しなければならないとされている添加物は、その固有名詞もきちんと記載しなさい、とあります。
さらに、添加物を甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤および発色剤の目的で使用する場合は、「何の目的で使用したのか」まで、記載しなければなりません。
なんだか、ちゃんとしているように思いませんか?
消費者に情報公開している、それならば、無添加なら100%安全、安心!
実は、記載表示義務があるのは、「ペットフードの製造過程で使用した添加物」であって、その原材料となる肉や魚、野菜などに使われている添加物があったとしても、それを記載する必要はないということなのです。
たとえば、一切の薬品類を投与されずに健康に育った鶏を原料にして、ペットフードメーカーが栄養目的の添加物を製造過程で使用した場合は、添加物不使用とは記載できません。
ですが、あらゆる添加物や薬品を投与されて育った薬品漬けの鶏の廃棄されるような部分を集めたいわゆるチキンミールといったものを原料としても、製造過程ではなんの添加物も加えず作ったものは、立派な無添加のドッグフードとなってしまうわけです。
そこまで想像した場合、あなたならどちらのフードを選びますか?
添加物全てが危険とは限らない
私たちは、聞き慣れない薬品や難しい栄養成分の名前を目にすると、よく調べもせずに十把一絡げで「危険!」と思いがちですが、実はすべての添加物が危険ということではありません。
人間でも、粉ミルクなど必須成分を添加物として補わなければ、それを飲む乳幼児の健康を損ねてしまいますし、逆に自然由来であっても、添加物に違いはありません。
また、たとえ自然由来の成分であっても、安全性が確立されていないものも存在する以上、100%安心とは言い切れません。
そのため「無添加」という言葉だけを重要視するというのは、間違いであると断言できます。
無添加かそうでないかよりも、原材料はどのような状態の、どのような部分が使われているのか、そちらの方がよほど重要だといえます。
本当に安心なフードとは
一例として、ある海外のドッグフードメーカーを見てみましょう。
こちらのフードは、原材料を見てみると多くの添加物が使用されています。
ですが、よく見るとそのすべてがビタミン類(葉酸、亜鉛、ナイアシンなど)、ハーブエキス(ローズマリー抽出液など)といったもので、食用として問題ないものでした。
そのメーカーは、原材料となる肉や野菜がどのような場所でどのように作られ、そしてどのように工場に運ばれてくるのか、わかりやすく説明されていました。
ただ新鮮であるとか、合成保存料不使用とか、それですべてを語ったようなふりをして消費者を惑わすのではなく、なぜ新鮮といえるのか、原材料が育った環境も含めて説明できているかが重要です。
以上を踏まえ、愛犬にとって本当の意味で安全なドックフードを与えたいものですね。
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