ランミールの原材料・成分と口コミ評判
多くの方が名前を知っているであろう国産ドッグフード、「ランミール」。
ホームセンターなどで気軽に手に入るため、初めて犬を飼った時など試しに与えたことがある方も多いのではないでしょうか。
日本の大企業、日清ペットフードが製造販売するこのドッグフードは、どのようなものでしょうか。
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国産のドッグフード
日清ペットフードは「安心、安全」を第一に考える企業理念のもと、長きにわたって様々なペットフードを開発、製造してきました。
購入者の声に向き合うため直通のホットラインを設け、それをもとにさらなる商品開発につなげています。
製造過程も細かく公開し、どのようにしてフードが作られているのもわかりやすく説明されています。
製造に関してはものづくりにかけて他国を大きく引き離す日本企業らしく、特許を取得したり様々な工夫をこらしてより安全でおいしいペットフード開発をおこなっており、こういった点はさすがといった印象ですね。
価格が安い
では、肝心の中身を見てみましょう。
ビーフ&バターミルク味<原材料>
穀類(小麦粉/とうもろこし/ホミニーフィード/小麦ふすま/中白糠/コーングルテンミール/脱脂米糠)/肉類(チキンミール/ミートミール/チキンパウダー)/油脂類(動物性油脂)/豆類(大豆ミール)/魚介類(フィッシュミール)/ビートパルプ/オリゴ糖/アルファルファ/パプリカ/ビール酵母/乳類(ミルクパウダー)/グルコサミン/ミネラル類(カルシウム/リン/ナトリウム/塩素/ヨウ素/亜鉛/銅)/ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)/食用黄色5号/食用赤色102号/食用赤色3号/香料/酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
<成分>
水分(10.0%以下)/たんぱく質(18.0%以上)/脂質(8.0%以上)/粗繊維(5.0%以下)/灰分(8.0%以下)
穀物が主原料
非常に多くの穀物が使用されています。
つなぎなどとして少量含まれる場合や、体に優しい品種を厳選して使用するならばわかりますが、小麦、とうもろこしがたくさん使われているランミールは心配です。
穀物類が持つ効果というのは、エネルギー源、ミネラル摂取などですが、十分なたんぱく質を得られていればエネルギーは作り出せますし、ミネラルはしっかり添加しなければ必要量はなかなか摂取できないので、あえて穀物類を多用するメリットはありません。
肉類はミートミール
ミールについては、何もかもが良くないわけではないということはこれまでもお話してきました。
副産物についても同じです。
しかし、ランミールには「ミートミール」というあいまいな原材料が使用されています。
よく、AAFCOの規定を準用してあらゆる粗悪な肉を集めて再利用している、という説明のサイトがありますが、あくまでもAAFCOの最低基準であるため、日本国内がまったく同じ、という確証はありません。
ちなみに、日本におけるミートミール製造会社大手である富士化学株式会社によれば、「食用の牛、豚の内臓脂肪、皮下脂肪、背脂などの脂肪部位のみを厳選し、骨類を含まない状態で粉砕したもの」とされています。
ビタミンB群やナイアシンを多く含むたんぱく源としてペットフードに利用されている、とあります。
品質や安全性は問題ないと思われますが、イメージとして与えたくないと感じる方も多いでしょう。
過去においては非常に劣悪な会社もありましたし、それこそ何が入っているかわからない代名詞であったミールですが、現在は変わってきているようです。
安価なペットフードには、欠かせないものであるのも事実です。
着色料は全く必要ない添加物
国内外問わず、着色料を使用していないドッグフードはおおむね濃い茶色、もしくは黒っぽい、独特の色をしています。
一方で、ドッグフードの中には、カラフルな色付けのされたものがあります。
ランミールも、結構明るい、ウインナーのような美味しそうな色に仕上がっています。
ランミールには、食用黄色5号、食用赤色102号、食用赤色3号という着色料が使用されています。
犬にとって、ドッグフードの色は全く関係ないものです。
危険であろうがそうでなかろうが、不要なものを配合しているというのはいただけません。
たんぱく質量が低い
タンパク質は18%という数値ですが、非常に低いですね。
高たんぱくの最近のドッグフードに対し、懐疑的な見解をする方もいます。
しかし、そうであったとしてもこの数値は非常に低いと言わざるを得ません。
活発に運動する犬や、多くのたんぱく質を必要とする老犬などには不安な値です。
購入者の口コミ・レビュー
便の量が少ない、というレビューがあります。
日清ペットフード社によると、通常のミールの1/3に粉砕する技術で特許を取っており、消化吸収率を上げているようですね。
その反面、腹持ちが良くないのか食べる量が増えたという声も。
食いつきについては様々です。
最初は食べたけどすぐ飽きて食べなくなった、という声も見られました。
特に、体調にトラブルが起こったというようなことはみられませんでした。
なんといっても価格が安いから!という理由で選んでます。
大型犬なので1日に食べる量が多く、これ以上高いフードは経済的に負担がかかってしまいます。
価格と購入方法
大手ホームセンターをはじめ、購入できる場所は非常に多いです。
ネット通販も便利ですが、口コミの中に「ネットより近所のドラッグストアの特売の方が安かった」というものがあったり、価格はかなりばらつきがあるようです。
1キロ当たりの価格は200円~で、非常に安いです。
犬にトラブルが出ない場合で、価格重視の方には良いかもしれません。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
中身と価格が見合っているドッグフードです。
日本の大企業が製造しているという点で、異物混入や不良品がほぼ出回らないというメリットはあるでしょうが、フードそのものの質をみれば、無料でもらっても与えようとはなかなか思えない内容です。
ドッグフードについてのこだわりはそれぞれですし、国産であればそれだけで良い、という方もいますし、価格を重要視する方もいます。
これからドッグフードを検討していく上で、当サイトをご覧いただいている方は少なくとも価格重視ではないはずですよね。
高ければよい、ということはありませんが、安い値段で良いドッグフードが作れないのは事実です。
したがって、総合評価は☆1.5です。
企業の大きさや販路の多さ、メリットと言える部分も吹き飛ぶほど残念な中身のドッグフードです。
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