ロイヤルカナンの原材料・成分と口コミ評判
動物病院や大手ホームセンター内のペットコーナーなどで高い確率で置かれているのがロイヤルカナンです。
そのラインナップは非常に豊富で、犬種別、体重別、そのほかにも持病のケアに特化したものや病中病後の療法食などを取り揃えてあるのが、このブランドの大きな特徴です。
しかし、原材料の一部に気になるものがあります。
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目次
本当に良質なドッグフードなのか?
まずは、需要が高いと思われる小型犬成犬用フード(ミニ アダルト)の原材料から確かめてみましょう。
ロイヤルカナン ミニアダルト肉類(鶏、七面鳥)、とうもろこし、とうもろこし粉、動物性脂肪、コーングルテン、植物性分離タンパク*、小麦、加水分解動物性タンパク、米、ビートパルプ、魚油、酵母、大豆油、フラクトオリゴ糖、アミノ酸類(L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、K、Na、Mg、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B1、B2、ビオチン、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
評価すべき点から見ていきます。
肉類からたんぱく質を摂取している
小型犬は非常にカロリーを消費するため、十分な動物性たんぱく質は不可欠です。
ロイヤルカナンミニ アダルトには、七面鳥と鶏が使用され、たんぱく質含有も25%と高たんぱくとは言えないですが、基準は満たしているといえます。
成分分析値が細かく公開されている
大雑把な成分分析しか掲載していないメーカーもある中で、ロイヤルカナンは非常に細かく成分分析を公開しています。
内容は別として、企業としてその姿勢は親切であるといえます。
では、問題点はあるでしょうか?
穀物類の使用が多い
トウモロコシ、とうもろこし粉、コーングルテンとあり、かなりトウモロコシが好きなメーカーのようですね。
これ以外にも、小麦、米の使用も見られます。
肉類より順位が後ですが、全てを合算すると相当な量になると推測できます。
アレルギーの心配もありますし、その品質もどのようなものかがわからないため、好ましくありません。
酸化防止剤にBHAを使用
BHAについては、合成の酸化防止剤の中では比較的安全性が高いといえます。
しかし、過敏な犬の場合は体調不良につながることもありますし、天然由来成分の酸化防止剤が広く使われているのにBHAを使い続けるメリットがあるとは言えません。
必須脂肪酸のオメガ6脂肪酸と3脂肪酸がアンバランス
成分分析表を見ると、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合が気になります。
オメガ6脂肪酸はどうしても摂りすぎる傾向が否めないため、出来るだけ少なくし、かわりにオメガ3脂肪酸を積極的に摂取することが望ましいといえます。
ロイヤルカナンミニ アダルトの場合、オメガ6脂肪酸が3.2、オメガ3脂肪酸が0.6ということで、他の高品質なドッグフードに比べるとオメガ6脂肪酸が多く、オメガ3脂肪酸は足りていないことになります。
オメガ6脂肪酸が過剰になると、体調を崩す場合があるため、気をつける必要があります。
原材料がアバウトすぎる
動物性油脂、魚油など、アバウトな表記が目立ちます。
肉類はきちんと七面鳥、鶏と表記しているのに、脂だけ由来を表記しないのはどうしてでしょう?
曖昧な表記をしてしまうと、書けない理由があるのではないか?といった不安を煽るため、製造者にも購入者にもメリットはありません。
犬種別のラインナップは必要?
ライフステージ別のドッグフードはよく見ますが、犬種別のラインナップが充実しているのがロイヤルカナンの特徴です。
しかし、この犬種別には意味があるのでしょうか?
ロイヤルカナンの犬種別をそれぞれ見てみたところ、「これって分ける必要があるの?」というような理由ばかりが見受けられました。
柴犬は毛並みに重点をあてるとか、ラブラドルは太りやすいとか、それらはすべての犬種に配慮すべき点であって、わざわざ犬種別にする必要性が見出せません。
過去のリコール問題と、今後の管理体制
2007年にアメリカで中国原産の小麦などから有害物質メラミンが検出され、それを使用していたペットフードを食べた犬が多数死亡した事件がありました。
この時に、ロイヤルカナンをはじめ、複数の大手ペットフードメーカーは商品をリコールしました。
この事件はロイヤルカナンにとっても大きな痛手であったはずですから、今後の管理体制は万全を期すものと期待していたユーザーさんも多かったでしょう。
しかし、2017年度より、日本向けの製品の製造工場を韓国へ移すという話が2015年頃から出ているようです。
2017年現在、韓国に工場建設はすすめられているものの、いつから韓国産になるのか、それが日本へ出荷されるのかといったことは未定とのことです。
この問題は非常に関心が高く、何度も問い合わせをして確認しているユーザーさんもいます。
他国の文化を否定はしませんが、犬を食べる文化がある国で製造されることに大きな不安を抱いている人が多いようです。
また、日本に対して感情的な部分があったり、これまでにも人間用の食材に対して不衛生な扱いがなされていたという報道もあり、ロイヤルカナンを愛用してきた人にとっては由々しき問題といえます。
今のところは韓国産にはなっていませんが、決定したら購入しないといった声も多く寄せられています。
購入者のレビュー・口コミ
原材料が高品質とはいえないことで、評価は賛否両論です。
病院で処方されて犬の体調が改善した方で、ずっとロイヤルカナンを愛用してらっしゃる方も多いですし、さほど高過ぎない点も評価のポイントとなっているようです。
しかし、原材料について、穀物類が多い、どのような品質のものが使用されているのかがわからない、合成のBHAを使用しているといった、神経を使って製造されたとは思えない部分で、敬遠してしまう人も多いのです。
楽天のショップなどでのレビューを見てみると、
- 食いつきが良い、よく食べてくれる
- 毛艶がよくなった
- このフードしか食べてくれない
というような声が聞かれます。
その半面、以下のような口コミもありました。
- 脂ぎっている
- 体臭がきつくなった
ロイヤルカナンは、実際に使っている人には結構評判が良いようです。
しかし、原材料への不安から「最初から選択肢にない」という人もかなりいるようですね。
かかりつけの動物病院でサンプルをもらって、愛犬がよく食べてくれたので切り替えました。
ですが、いろんな情報を見ていると原材料に不安があるといったものが多く不安を感じています。
今のところ犬の体調は良いので様子を見ています。
価格と購入方法
広く流通しているため、ネット通販以外でも動物病院やサロン、ホームセンターでも購入できます。
通販の場合は、お店によって価格が結構違うため、セール時期などあっという間に完売することもあるようです。
価格は、アマゾンなどの場合は1kgあたり1000円を切る価格で購入可能ですが、公式サイトでは1kgあたり1500円ほどになります。
獣医師が開発した、といったキャッチコピーがあるため、割安に感じる人も多いようですが、原材料の詳細と正規の価格で考えると安いとはいえませんね。
ロイヤルカナンについては、正規品以外も多く出回っているため、安い場合には正規品かどうかの確認をおすすめします。
公式サイトの場合は、定期購入制度、返金保証もあります。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
原材料の品質が全くもって不明という点、合成の酸化防止剤BHAをいつまでも使っている点などから原材料は☆ひとつです。
大手であることで購入はしやすいですが、リコールを行ったあとの企業としての姿勢も素晴らしいとは言えません。
療法食などを与えて症状が改善された声もありますし、犬に合っているならやめることはないと思いますが、これから検討している人にわざわざおすすめするドッグフードではないでしょう。
以上のことから、ロイヤルカナンアダルトミニは、☆2.5となりました。
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