マーカスミューレの原材料・成分と口コミ評判
以前にお伝えしたルポナチュラルには、実はお手本のフードが存在しています。
同じメーカーが最初に発売した、「マーカスミューレ」がそのフードです。
現在でも継続して販売されており、フードに安全性を求める方に人気のフードです。
ルポナチュラルとの違いなど、口コミも交えてご紹介します。
安心安全をモットーにしたドッグフード
ルポナチュラルと同じく、「自然と調和を大切に」をコンセプトとしています。
ドイツの厳しい基準を守るだけでなく、企業として地域社会に貢献し、動物実験をしない、フードの輸送は空輸のみなど、徹底した安心と安全を提供しています。
その点から、購入者の傾向としては、フードに対して何よりも安心と安全を求める方が多いです。
フードについても、犬本来の自然な食生活をお手本とし、肉類やフルーツ、草などをバランスよく配合することが大切と考え、添加物を控えて製造されています。
では、中身を見てみましょう。
アレルギーは大丈夫?
マーカスミューレ<原材料>
チキン、全粒トウモロコシミール、玄米ミール、ベニソントライプミール、米胚芽、猟鶏ボーンミール、トウモロコシ胚芽、キクイモミール、カブ粉、シーフィッシュミール、亜麻仁オイル、サンフラワーオイル、菜種オイル、(コールドプレス)フルーツパウダー(イナゴマネ、パイナップル、パパイヤ、バナナ、アセロラ、アップル、洋ナシ、ブルーベリー、マンゴー、ラズベリー)ハーブ、卵黄、サーモンオイル、海藻ミール、ミネラル、ビタミン
<成分>
タンパク質/25%、脂肪/10.5%、繊維/3.3%、灰分/7.0%、水分/11.0%、カルシウム/1.3%、リン/1.0%、ナトリウム/0.39%、マグネシウム/0.18%、カリウム/0.69%、ビタミンA/10500I.E、ビタミンD/1050I.E、ビタミンE/200㎎、ビタミンB1/3.5㎎、ビタミンB2/7mg、ビタミンB6/4.2mg、ビタミンB12/42mg、ビオチン/210mg、葉酸/0.35㎎、ナイアシン/21㎎、ビタミンC/140、パントテン酸/7㎎、コリン/1050㎎、鉄/200㎎
コバルト/1㎎、マンガン/48㎎、セレン/0.25㎎、銅/10㎎、亜鉛/65㎎、ヨウ素/1.6㎎
コールドプレス製法で栄養素を守る
ルポナチュラルと同様、コールドプレス製法が用いられています。
低温(50度)で調理することで、熱に弱い栄養素をも守り、原材料が持つ成分をより多くフードに残せます。
穀物が多め
トウモロコシ、玄米、米胚芽が含まれます。
穀物をすべて合計すると、かなりの量になるようですね。
小麦の使用はないですが、穀物が多いフードは犬にとって好ましいとは言えませんので、注意が必要です。
主原料はチキン
ルポナチュラルはスイスのチキンが使用されていましたが、マーカスミューレはドイツ産のチキンとなっています。
ドイツのフードの原材料は、非常に厳しい基準があるため、安全面では全く問題ありません。
複数のたんぱく源の使用
ドッグフードには、シングルプロテイン(単一たんぱく質)と、マルチプロテイン(複数のたんぱく質)を使用するものがあります。
アレルギーが出た場合の対処を考えて、単一のたんぱく質が好ましいとする考えもありますが、そもそもアレルギーのような症状がある場合は獣医師に特定してもらうことが必要です。
したがって、さまざまなたんぱく源があっても差し支えありません。
マーカスミューレに使用されているたんぱく源は、チキン、ベニソントライプミール、猟鳥ボーンミール、フィッシュミールとなっています。
ミールである点は気になりますが、ドイツの品質基準を考えると粗悪なものではないといえます。
トライプって何?
トライプとは、反芻動物の第四番目の胃のことを言います。
ベニソンとは鹿のことですから、鹿の胃とおそらく内容物も含まれると推察できます。
アミノ酸をはじめ、プロバイオティクス(乳酸菌)が含まれ、ヨーロッパでは比較的メジャーな原材料です。
嗜好性が非常に高いことでも知られています。
フルーツパウダー配合
自然界の肉食動物が、獲物の内臓を食べることに注目し、獲物である動物たちが好んで食べるフルーツなどもふんだんに配合しています。
複数のコールドプレスオイル配合
亜麻仁オイルをはじめ、ひまわり油、菜種油が配合されています。
亜麻仁オイルは、オメガ3脂肪酸を含み積極的に摂取すべき原材料ですが、ひまわり油、菜種油については多くの量を摂取するとかえって炎症を長引かせるなどの悪い影響が出るので注意が必要です。
購入者の口コミ・レビュー
ルポナチュラルに比べて粒が大きいようです。
崩れやすさでいうとマーカスミューレの方が崩れやすいようですが、犬によっては食べづらいとの声があります。
また、日本で販売されてまだ4年と短く、輸入などの面で安定供給できない時があります。
空輸のみでの輸送ということも関係するかもしれません。
食いつきに関しては、おおむね高評価ですね。
値段は高めですが犬の健康を考えて選びました。
よく食べてくれます。
価格と購入方法
価格は1kgあたり、3,500円程度です。
公式販売店、ネット販売などがありますが、取扱店舗はルポナチュラルと比べると少なく、取り扱いはあっても欠品中という店も複数ありました。
先にも述べた通り、供給が不安定な面があるので、買い置くこともしたくなりますが、酸化防止の面などからまとめての購入は慎重にすべきです。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
ルポナチュラルと同じメーカーのフードですから、おおむね同等といえるのですが、こちらは穀物の使用量が多いというのが気になります。
トライプを配合するなど、良い面もあるのですが、原材料としては☆を一つ減らすことになりました。
価格もやや高めで、常に十分な量を確保できるとも言い難く、メインフードに据えるには少々心配ですね。
以上のことから、総合評価は☆3つです。
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