ドッグフードの亜鉛が犬に必要な理由
犬の毛艶がない、毛の色が赤茶けてきた…。
もしも愛犬にそんな変化が見受けられたら、もしかすると亜鉛不足かもしれません。
今回は、亜鉛についてまとめました。
皮膚や被毛への働きや効果
亜鉛はミネラル成分の一種です。
健康な皮膚や被毛を保つために重要な成分で、人間よりも犬猫の方が必要とする量は多いのです。
角質代謝を正常に保ち、換毛期には新しい毛を生成するためにも重要な働きをします。
不足するとどうなる?
体調が悪くなるというよりも、まず見た目がみすぼらしくなってくることが多いようです。
たとえば、毛がバサバサしている、艶がない、色が抜けてくるといった、毛並みが悪くなることが良く挙げられます。
また、肉球で判断することもできます。
外飼いの犬や、散歩を多く行う犬の場合はどうしても肉球がかたくなりがちですが、それでも十分な亜鉛が摂取できていれば、その肉球はある程度柔らかさがあり、艶やかさも保っているものです。
中には、鼻の頭がゴワゴワしているといった症状が出ることもあります。
さらに、怪我が治りにくくなることもあります。
これらも亜鉛が不足することで、皮膚の細胞再生がうまくいかなくなっていると考えられます。
サプリメントで補給する
ドッグフードにおいては、亜鉛は最低必要摂取量が決められていますが、これは犬の個体差を考慮していないため、参考にならないというのが現実です。
また、他の栄養素とのバランスで、表示されている亜鉛の成分の100%が摂取、吸収できているかは難しいため、実際にはそれよりも少ない量しか吸収できていないとも言えます。
十分な量の亜鉛を摂取するには、ドッグフードだけではなかなか賄えません。
また、亜鉛を多く含む食材は、小麦胚芽や牡蠣などがありますが、これらを日常的に摂りいれることは困難ですよね。
ですが、亜鉛は犬の外見的な美しさはもちろん、細胞の再生や免疫力にも関係しているので不足させたくありません。
必要な栄養素をバランスよく含んでいるのが総合栄養食と言われるドッグフードですが、亜鉛に限っていうと、場合によってはサプリメントなどを活用することが望ましいといえます。
不足しがちなミネラル成分
毛並や毛艶、毛色がなんだか貧相になってきたとき、実は亜鉛不足だったという話はよく聞きます。
ドッグフード製造会社のサイトなどを見ても、亜鉛についてはほとんど触れられていないことからも、不足しがちになるミネラルの代表的な成分といえるでしょう。
犬が食材から摂取することも困難な亜鉛ですから、換毛期などには意識して亜鉛のサプリメントを活用するのも良いでしょう。
また、普段与えているドッグフードについても、十分な亜鉛が含まれているかどうか、確認してみましょう。
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