ペットドッグハブ!遺伝性疾患遺伝子検査キットの口コミ評判
犬には、親から受け継ぐいわゆる遺伝病があり、判明しているものだけでもおよそ600種あるとされています。
生命維持にかかわりのないものから、発症してしまうと速やかな対処が求められるものなど様々ですが、「起ってみないとわからない」となると飼い主としては不安だけが募りますよね。
愛犬がもつ遺伝病があらかじめ分かったとしたら、それは治療計画や資金面などでも非常にメリットが大きいと言えます。
今回は、遺伝子検査キット「 PET DOG HAB(ペットドッグハブ)」をご紹介します。
遺伝性疾患の有無を検査するペットドッグハブ
負担のない検査方法
よく、海外ドラマなどで行われるように、送られてくる専用綿棒で口の中を少し擦り取るだけで採取完了です。
血液や尿などは必要ないので、飼い主の負担も犬の負担もありません。
採取したものは、付属の封筒に入れて検査機関へ送ります。
絞り込みで検査の無駄を省く
検査キットひとつで、一つの疾患に対して検査できます。
検査できる疾患の具体例を挙げてみます。
- 進行性網膜萎縮症(PRA)
- セロイドリポフスチン症(CL)
- 遺伝性好中球減少症(TNS)
- 肥大型心筋症(HCM)
- イベルメクチン感受性(MDR1)
- フォンウィルブランド病(VWD)
- コリー・アイ(CEA)
- GM1-ガングリオシドーシス(GM1)
でも、そもそも600種類もあると言われる遺伝性疾患のうち、どの疾患を検査すればいいのかわかりませんよね。
そこで、代表的な疾患と、遺伝しやすい、または遺伝するとされている犬種をまとめた冊子がついています。
そこに該当する疾患を検査対象とすることで、無駄な検査をしなくて済みます。
安心の国内検査
遺伝子検査、というと、海外の研究機関などへ送るのかと思いきや、研究機関は福岡県の有限会社カホテクノが行います。
その分、検査結果も早くわかりますし、飼い主の個人情報などもしっかりと守られ安心です。
検査するメリット
この検査を行うことは、犬と飼い主にどのようなメリットがあるのでしょうか?
認識することの大切さ
まず、検査をするしないは別にしても、自分の犬が持っている可能性のある遺伝性疾患を把握するだけでも、大切なことです。
病気がいざ発症したらどうなるのか?などを知識として持っておくと、獣医師の診断の理解が進みますし、不確かな情報に惑わされずに済みます。
繁殖への対応
ブリーダーでなくても、仔犬を繁殖させたいな、と思う方は少なくないでしょう。
小型犬など、飼育に余裕がある場合はなおさらですよね。
ただ、遺伝性疾患を持っている場合は、当然ながら生まれてくる仔犬にも引き継がれる可能性があることを忘れてはいけません。
ましてや、繁殖した仔犬を有料無料にかかわらず他人に譲渡する場合は責任を持たなければなりません。
トラブル回避のためにも、繁殖させる場合は事前に必ず遺伝子検査はすべきです。
ペット保険との関係
遺伝性疾患は、1歳を過ぎてから発症することも多いため、ペット保険加入後にわかることは珍しくはありません。
ただ、加入後に発症しても、遺伝性疾患は補償対象外とする保険会社もあります。
遺伝性疾患のリスクがある場合、あらかじめわかっておくと、保険会社を選択する基準にもなりますね。
検査結果について
3つの結果のいずれかが報告されます。
クリア
両親のいずれからも正常型の遺伝子を受け継いでいるため、発症のリスクはない
キャリア
片方の親から変異型の遺伝子を受け継いでいるため、リスクはある
アフェクテッド
両親から変異型遺伝子を受け継いでいるため、リスクが高い状態
いずれの場合も、どう対処すべきかや、今後の可能性などについてコメントがついてきますので、クリアでない場合は獣医師と相談しておきましょう。
価格と購入方法
価格は一式59,800円です。
この検査キットひとつで、一回に一つの検査項目しか受けられません。
たとえば、複数の遺伝性疾患を持つ可能性がある犬(ボーダーコリー、シェルティ、シェパード、コーギーなど)は検査したい項目の分、この価格が重なります。
やみくもに受けると経済的負担も大きいですから、獣医師と相談してからでも良いでしょう。
注意すべき点
対象犬種についてですが、たとえばミックス犬の場合も、片方の親が該当する犬種である場合は検査対象となります。
また、たとえ遺伝性疾患にかかるリスクがわかったとしても、病気自体を予防することは出来ません。
発症しない可能性も十分ある病気もありますし、高い確率で発症するものもあります。
あくまでも、早期発見や事前の治療計画などに役立てるための検査と考えてください。
愛犬の遺伝性疾患のリスクをあらかじめ知っておく
遺伝子検査キット、ペットドッグハブについてご紹介しました。
手軽に、とはいかない価格ではありますが、気になる疾患が特定されている場合や、遺伝性疾患が多く報告されている犬種の場合は検討する意義はあると思います。
何もなければ安心できますし、もしもリスクがあることが判明しても、あらかじめ知っておくだけで全然違います。
また、ペット保険加入の際にも役立ちますので、この際に検討してみてくださいね。
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