ケンネルコフとは!症状や治療費・感染経路は?
犬は言葉をしゃべれないため、体に不調が起こっても訴えることが出来ません。
そのため、飼い主さんは健康な状態をよく把握し、何かおかしいなと感じたらすぐに対応することが求められます。
たとえば、犬が風邪をひいたような症状を見せることがあります。
一時的なことなら良いですが、もしかしたらそれはイヌ伝染性気管気管支炎、ケンネルコフかもしれません。
今回は、ケンネルコフについて、症状や治療法、予防法など詳しく説明します。
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ケンネルコフとは
ケンネルコフの正式名は、犬伝染性気管気管支炎です。
犬アデノウイルス2型、犬パラインフルエンザ、犬ヘルペス、気管支敗血症菌、マイコプラズマ等の混合感染と、いずれかの単独感染で発症します。
鼻水やくしゃみなどの飛沫感染、排せつ物や吐しゃ物などに接触することでも感染します。
多くの犬が一緒に暮らす犬舎(ケンネル)で一頭がかかるとすべての犬に蔓延することから、ケンネル(犬舎の)コフ(咳)と言われています。
潜伏期間や症状は?子犬は注意!
乾いた咳、何かを吐くような感じではなく、短く断続的に咳をします。
運動させたり、気温の変化に伴って咳がひどくなることもあります。
熱はさほど出ませんが、食欲をなくし、何も食べなくなる場合もあります。
黄色っぽい膿のような鼻水を垂らすこともあります。
潜伏期間は1週間~10日です。
特に健康であった成犬の場合は、獣医師の診断のあとたいてい10日から2週間で自然治癒することが多いですが、子犬の場合はあっという間に重篤な状態になるケースがあるため、必ず病院に連れていきましょう。
治療法
特効薬となる薬は存在しません。
したがって、症状を見極めながら治癒を待つということになります。
他の犬との接触を避ける
症状が出なくなり、獣医師の許可が出るまでは他の犬と接触させてはいけません。
ワクチン未接種の場合、移してしまう可能性があります。
首輪を取り外し安静にさせる
咳をする場合は苦しいですから、首輪は外してやりましょう。
散歩も控え、楽に過ごすことが出来るよう環境を整えてやり、食べやすいものや水分摂取を心掛けましょう。
必要に応じて投薬治療
多くの場合は自然に治ります。
しかし、症状によっては注射、抗菌剤や咳を鎮める薬などを処方されるケースもあります。
動物病院では、ネブライザーと呼ばれる薬を霧状にして吸入する機械を使用することがありますが、これがよく効きます。
毎日通うとなると、大変さはありますが、小型犬の場合は2,000円程度で受けられますので、相談してみましょう。
予防法
予防接種を受けることで、ある程度防ぐことが可能です。
混合ワクチン3種以上には、アデノウイルス2型が含まれますので、摂取しておくと安心です。
予防接種ですから、100%かからないということではありませんし、他の病原菌感染がもとで発病することもありますが、接種しておくに越したことはありません。
治療費はいくらくらいかかるの?
自然治癒する場合がほとんどですが、やはりきちんと診察を受け、必要な投薬や治療は受けた方が良いでしょう。
これはケンネルコフだ、と予想がついても、念のため受診しましょう。
病院により、差はあると思いますが、
- 初診料 1,500円~
- 注射 1,200円~
- ネブライザー 1,000円~
- 薬代 2,000円~
このような価格が一般的です。
注射やネブライザーなど、処置をしない場合は診察料のみのケースもあります。
子犬の場合は症状が重いケースがあるため、もう少しかかるでしょうし、通院もする場合があります。
まとめ
ケンネルコフは感染率自体は高いですが、致死率は比較的低い感染症です。
このような症状が出ても動揺しないで、早めに獣医師に診察してもらいましょう。
安静にし、他の犬に移さないことを心掛け、犬が楽に生活できるようにして様子をみましょう。
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