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スペシフィックの原材料・成分と口コミ評判

病院で処方される療法食ですが、これまでもドクターズダイエットサイエンスダイエットメディコートなど、いくつかお伝えしてきました。

今回は北欧の療法食、「スペシフィック」を取り上げます。
療法食の中でもさほど知名度が高いわけではありませんが、北欧の療法食であり、知る人ぞ知る療法食のようです。

では、詳しく見ていきましょう。

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食事療法が必要な犬のためのドッグフード

動物医療の製薬会社として、主にオランダを拠点として成長してきたMSD Animal Healthが製造するスペシフィック。
動物医療の観点から、食事療法が必要なコンパニオンアニマルのサポートを行っています。

下痢や嘔吐をしやすい犬のためや、内臓疾患に配慮したフードなど、より専門性の高いフードを開発しています。

体重管理のウエイトマネジメント療法食CRD-1

ラインナップが複数ありますが、病気に関係するものは専門性が高く、獣医師の確認が必要と思われるため、今回は体重管理に重点を置いたウエイトマネジメント療法食CRD-1を取り上げます。

ウエイトマネジメント療法食CRD-1
原材料と成分

小麦、魚粉、粉末セルロース、トウモロコシ蛋白、えん麦、酵母、豚肉蛋白加水分解物、ビートパルプ、ジャガイモ蛋白、ミネラル類(Ca, P, K, Cl, Fe, Cu, Mn, Zn, I)、サイリウム種皮、ビタミン類(VA, VB1, VB2, VB6, VB12, ナイアシン, パントテン酸, ビオチン, VC, VD3, VE, VK, コリン)、メチオニン、L-カルニチン酸化防止剤:BHA、没食子酸プロピル ※合成着色料、合成フレーバーは含みません。

主原料が小麦

通常、減量や体重維持に気をつける場合、高たんぱくで低炭水化物が基本となります。

ですから、血糖値を急激に上げてしまう恐れのある小麦製品などは排除することが効果的なのですが、なんとスペシフィックは主原料が小麦です。

それ以外にも、トウモロコシなどの穀物が複数使用されています。
すべての穀物が良くないわけではありませんが、少なくとも減量目的であるなら使用する必要がない原材料です。

酸化防止剤にBHAとBHT

これらは強力な酸化防止剤で、使用自体は認められていますが、いろいろと問題や危険性が指摘されている酸化防止剤です。

BHAについては比較的安全性が高いことがわかってはいますが、BHTにいたっては催奇形性が疑われるもので、それに代わるものとしてBHAに移行した経緯があります。

そもそも、BHTを実際に使用しているドッグフードを初めて見ました。

療法食ということで、科学的、獣医学的に安全だからこそ使用されているとは思いますが、消費する側との認識に大きなずれがあるのも事実です。

BHA、BHTの使用については、個人の考えによりますが、私個人としては避けます。

糖尿病の犬に小麦ドッグフードは大丈夫?

人間でもそうですが、糖尿病患者の食事についての見解はここ数年で変わりつつあります。
重要なのは低カロリーではなく、低糖質であるべきということがわかってきたからですね。

肥満や血糖値に関係するのは脂質やカロリーではなく糖質です。

ですから、糖尿病や肥満の犬にはしっかりとたんぱく質と脂質を与えた上で、不要な糖質は抑えるという食生活がふさわしいのです。
糖質は控えないで給与量を減らす、ということでは犬の生活の質も低下してしまいます。

購入者の口コミ・レビュー

肥満で悩む方の口コミのみをピックアップしてみました。

体重は徐々に減っている、という効果があった、という声が見られました。

少し厳しいことを言いますが、肥満の原因は全て飼い主の甘やかしであり、フードだけに肥満の問題があるわけではないです。

おやつを与えたいために主食を減らす、消化の難しい野菜を大量に与えるなど間違った与え方をしている方が実際にいますね。

体重が減ってきたという口コミもありましたが、フードの量自体が大幅に減るわけですから、それでも痩せなかったらおかしいです。

しかし、楽しみの食事を減らされることは、犬にとっては苦痛なことですから、太らない食事をしっかりと十分な量与えることが理想ですね。

それ以外に、便の量が増える、大粒であるので吐き戻してしまうという声もありました。

スペシフィックの口コミ

かかりつけの動物病院ですすめられて始めました。
肥満気味だったのですが、半年くらい続けると理想体重まで減量することができました。

スペシフィックの最安値は?

価格と購入方法

価格はネットショップの場合、1キロあたり1,000円程度となっています。

本来は療法食ですから、獣医師に相談の上与えましょう。

購入場所は動物病院、ネットショップなどがありますが、基本的に療法食は管理の問題やその性質から、かかりつけの獣医師と相談の上で動物病院で購入することをおすすめします。

価格がネックなのはわかりますが、犬の健康には代えられないはずです。

総評

原材料 星1個 
製造管理 星2個 
購入のしやすさ 星2個 
企業の信頼性 星2個 

療法食としてみても、与えたいとは思えない内容となっています。

酸化防止剤に安全性に疑問が残る添加物を使用している点もそうですが、アレルギー等の要因になる小麦主体のフードである点、量を減らすことで体重コントロールをする点など、本末転倒な印象です。

価格はさほど高価とは言えませんが、それでも内容と見合っているとは言えません。

以上の点から、評価は☆1.5です。

安心安全なドッグフード選び

愛犬の健康を考える上で、犬に不適切な原材料や、健康被害のリスクがある添加物を含んだドッグフードは避けたいところですよね。

スペシフィックは療法食として利用されている方も多いようですが、原材料など中身をみると不安要素が拭えません。

当サイトでは、さまざまな製品の原材料や添加物、成分などを細かく見ていき、少しでも危険性のあるものを除外して、理想のフードを以下のページにピックアップしてみました。

切り替えを検討されている方、これから新たにフードを選ぶ方の参考になれば幸いです。

※下記ページの最下部にランキングにておすすめのフードを紹介しています。
安心安全な食材を使ったドッグフードついて詳しく見る

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