jPスタイル(和の究み)の原材料・成分と口コミ評判
国産ドッグフードは非常にラインナップが多く、またさまざまなCMなどがあることで利用を考える方も多いですね。
国産ということでその製造技術などには評価がありますし、安心を感じる人も多いようです。
その中から「jPスタイル(ジェーピースタイル)和の究み」をまとめました。
その中身はどのようなものでしょうか?
日本で暮らす犬のためのドッグフード
日本に暮らす犬のために考えられて作られたのが、日清ペットフードが製造する「jPスタイル 和の究み」シリーズです。
「LIFE20プロジェクト(犬の平均寿命を20歳にする)」に基づき、国産ペットフードの第一人者として満を持して作られたと言っても良いでしょう。
価格帯も同社の他のフードに比べて少し高めに設定されており、品質が気になるところですね。
アレルギーは大丈夫?
では、詳しく見ていきましょう。
トータルボディケア成犬用<原材料>
小麦全粒粉/チキンミール/中白糠/脱脂大豆/ビーフオイル/ビートパルプ/ホミニーフィード/フィッシュオイル/チキンレバーパウダー/オリゴ糖/魚肉抽出物/β-グルカン/脱脂米糠/クロレラ/N-アセチルグルコサミン/有胞子性乳酸菌/ミネラル類(カリウム/ナトリウム/塩素/銅/亜鉛/ヨウ素)/ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)/酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
<成分>
粗タンパク質(24.0%以上)/粗脂肪(14.0%以上)/粗繊維(5.0%以下)/粗灰分(9.0%以下)/水分(10.0%以下)/カルシウム(1.0%以上)/リン(0.8%以上)/リノール酸(0.9%以上)/
【1kg当たり】
ビタミンA(5000IU以上)/ビタミンE(50IU以上)/ビタミンB1(1.0mg以上)/ビタミンB2(2.0mg以上)
小麦粉が主原料
日清製粉グループが親会社ですので、やはり原材料の主体は小麦粉でした。
ただ、全粒小麦を使用しているので、ただの小麦粉よりはミネラルなどが摂れると考えれば気休めにはなるでしょう。
しかし、アレルギーの問題があるため、おすすめできません。
ヒューマングレードの保証なし
国産の大手ドッグフードメーカーは、なぜか軒並みヒューマングレードの保証をしません。
海外を始め、ペットの食事には昔のような考えは受け入れられなくなっているということはわかっているはずですが、国産大手メーカーはドッグフードに使用する原材料の質については「厳正な基準」「高品質なもののみを使用」とはするものの、はっきりとヒューマングレードとは書けないようですね。
原材料があいまい
フィッシュオイル、魚肉抽出物など、ざっくりした表記が気になります。
実際、高品質なものであったとしても、このような書き方だと良いものであるとは判断できません。
自分が食べる、と考えた時、何の魚の肉かもわからないと口に入れることを躊躇してしまいます。
たんぱく質量は良いが品質が問題
たんぱく質量は24%と低すぎることもないため、ちょうどよいといえます。
しかし、この量があってもそのたんぱく質の品質が良くないと、かえってトラブルの原因になることがあります。
たとえば涙やけ、皮膚トラブルなどがありますが、これらはたんぱく質が合わない、質が悪くて体がうまく受け付けないということから起こります。
実際、さほど高くないたんぱく質量でも涙やけを起こすため、フードを質の高いものに変えた途端、たんぱく質量が増えているにもかかわらずトラブルがおさまったという話はよく聞かれます。
乳酸菌・クロレラ・グルコサミンの使用
腸内環境を整えるための乳酸菌やクロレラ、関節保護目的のグルコサミンなどは、多くのドッグフードに使用されていますし、特に一線を画しているというものはありません。
また、体重管理にも気をつけているとありますが、穀物主体のドッグフードで体重管理は望めません。
購入者の口コミ・レビュー
食いつきについては良いという声もありましたが、全く食べないという声も一定数ありました。
袋が小分けタイプになっている点は高評価です。
気になる点として、今までは吐いていなかったのに、たまに吐くようになった、という声もありました。
犬の食べ方や、粒の大きさなどにもよるので神経質になることはないでしょうが、それ以外の症状が出た場合はフードを変えるか獣医師に相談しましょう。
日本の犬に合っているというキャッチフレーズを見て試してみました。
これまで食べていたフードでも食べないということはなかったのですが、JPスタイルに変えて食いつきがよくなったような気がします。
価格と購入方法
1キロあたり、およそ1,400円程度ですが、お店によって価格が異なります。
5.4キロ袋だと割安で、安いところだとキロあたり460円程度となります。
販売店は多く、ホームセンターやドラッグストア、ネットショップなどで購入できます。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
日本で暮らす犬に合わせて考えられたという「jPスタイル」ですが、非常に残念なドッグフードとなっています。
原材料については、他の激安ドッグフードと全く変わらず、着色料などを使用していないだけマシかな、という印象です。
そもそも、日本で暮らす犬に合わせたというのはどのへんなのか、まったくわかりません。
運動量が少ないということであれば、肥満になり易い穀物主体のドッグフードであることはおかしいですね。
その他のラインナップには、アレルギー配慮で小麦やトウモロコシなどを使用していないシリーズもありますが、穀物や高GI食品は使用されています。
悪い意味で、選択肢が多いフードといえます。
以上のことから、総合評価は☆1.5です。
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