ゴン太のふっくらソフトの原材料・成分と口コミ評判

かわいらしく芸達者なラブラドールレトリーバーのゴン太のCMでおなじみ、サンライズの「ゴン太のふっくらソフト」。

ゲインズパックンなどと同じセミモイストフードの草分け的存在です。

今回は長きにわたって愛されているこのドッグフードを徹底調査しました。

シェア率の高いドッグフード

「ペットの生活をもっと豊かに」をコンセプトとするサンライズ。

さまざまなドッグフードやおやつなどを製造販売しており、ホームセンター系ドッグフードでは非常に高いシェアを誇っています。

品質を最優先させることを約束し、製造工程などもしっかりと公開しています。

合成添加物の使用

原材料にはどのようなものが使われているのでしょうか。

成犬用

穀物が主な原料

主原料は「穀類（小麦粉など）」となっています。

小麦粉以外にも穀物が使用されていることがわかりますが、詳しくは記載されていません。

原材料表記のルールとして、特定のもの以外は配合量が一定以下である場合はこのような表記が許されるため、非常にわかりにくい表記になっています。

穀物類にはアレルギーにつながるものもあるため、全てを表記すべきです。

肉類もあいまいな表記

肉類にも「チキンなど」という表記で、チキン以外の肉が含まれています。

しかも、それが何のどのような部位かもわからないというのではどうしようもありません。

ミールなのか、生肉なのかもわかりませんし、あまりに不親切ですね。

糖類の使用

ゲインズパックンや銀のさら　などは糖類の種類まで記載がありましたが、ゴン太の場合はそれすらありません。

多くの合成添加物と着色料

セミモイストタイプにはどうしても添加物が必要になるわけですが、着色料などに非常に多くの添加物が見られます。

その中でも、自主規制のかかっている黄色4号、5号や、発がん性を指摘されている二酸化チタンなどは、どうして添加できるのか不思議です。

保存料や酸化防止などは品質を保つ上で必要なものですし、比較的安全なものが多いですが、着色料に関してはそもそも不必要です。

添加物に関する記載

サンライズの公式サイトには、添加物に関するページがあります。
そこには栄養素などの添加物についてこまかく説明があります。

それは非常に良いことですが、そこに着色料や栄養素以外の添加物の説明がほとんどありません。
このような記載は悪質と言わざるを得ません。

なかなか専門的なことがわからない初心者や、高齢者には認識を誤らせる恐れがあります。

購入者の口コミ・レビュー

食いつきは良いようですが、便の状態が悪くなった（くさい、下痢）、太った、というものがありました。

また、獣医師からフードを変えた方が良いと言われたという口コミもありました。

価格と食いつきに関するものは評価が高いですが、体調面で心配になるような口コミが、他のセミモイストタイプのフードに比べ多く見られたのも気になります。

価格と購入方法

スーパーやホームセンター、ネット通販などいたるところで購入できます。
1キロ当たりは200円から300円と激安です。

ネット上では特売といった文字もよく見られ、非常に安いです。
原材料と比較すれば妥当とも言えますが、安すぎるドッグフードに良いフードはないのが実際のところです。

総評

原材料は目も当てられません。
評価しようにも、あいまいな表記が多く、今どきこんな適当な表記がよく出来るな、といった印象です。

購入したことがある方はお分かりでしょうが、フード自体もにおいがきつく、小麦粉粘土のようなにおいがします。

「これしか食べない」「食いつきが良い」などといった口コミもありますが、辛口にはなりますが、今まで安いフードばかり与えてきたのだろうな、と感じます。

値段が高ければ良いわけではありませんが、安い単価で良いフードは作れません。

以上のことから、評価は☆1つです。