ドクターズダイエットの原材料・成分と口コミ評判
愛犬は健康ですか?大切な家族には、いつも元気でいてほしいものですね。
しかし、生きていると思わぬ病気になることはあります。
特に、食事療法が必要な病気になるのは、犬も人間も同じです。
今回は、食事療法が必要な犬のための療法食の中から「ドクターズダイエット犬用 メインテナンス(pHエイド)」についてまとめました。
食事療法のドッグフード
原産は日本で、国内製造の療法食となります。
イーライリリーという、アメリカの製薬会社の一部門で、主に動物の薬剤などを製造販売するエランコというところが開発したドッグフードです。
動物の健康と福祉に重点を置き、その一環としてペット部門があります。
ドクターズダイエットは、こうした製薬会社の観点で作られた、人間でいえば病院食のような管理されたドッグフードと言えるでしょう。
では、原材料と成分分析をみていきましょう。
リニューアルが行われ、それまでライフステージと肥満対策のみのラインナップが、メンテナンスと皮毛管理、体重管理がライフステージに合わせて作られています。
今回は、レギュラーメインテナンス成犬用を取り上げます。
レギュラーメインテナンス 成犬用<原材料>
トウモロコシ、ポークミール、フィッシュミール、おから、動物性油脂、脱脂大豆、コーングルテンミール、全卵粉末、チキンレバーパウダー、フラクトオリゴ糖、ビール酵母、ライスブラン、卵黄粉末(グロビゲンPG)、γ-リノレン酸、セレン酵母、マッシュルーム抽出物(シャンピニオンエキス)、アミノ酸類(メチオニン)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK3、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸力ルシウム、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンB12、塩化コリン)、ミネラル類(リン酸力ルシウム、塩化力ルシウム、塩化ナトリウム、硫酸鉄、亜鉛アミノ酸複合体、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コパルト)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
<成分>
たんぱく質 24.0%以上、脂質 10.0%以上、粗繊維 3.5%以下、粗杯分 7.5%以下、水分 10.0%以下
アレルギーは大丈夫?
気になる点からみていきましょう。
原材料の主体はトウモロコシ
トップがトウモロコシとなっていますね。アレルギーのある犬には与えることが出来ません。
穀物類はおから、脱脂大豆、ライスブラン(お米の表皮)、コーングルテンミールなどが使用されており、量としても少なくありません。
せめて、ライスブランのみであれば許容範囲といえますが、大豆類もアレルギーの心配が高いですし、注意しなければなりません。
タンパク源はすべてミール
ミールだから悪い、という訳ではありません。
消化吸収の面などからあえて新鮮な原材料をミールにしている場合もあります。
ですが、それは「ヒューマングレード」の「新鮮で安全」な原材料であることが前提であり、ドクターズダイエットの場合は原材料品質の保証がありません。
したがって、問題ないとは言えませんね。
情報が少なすぎる
エランコジャパンによると、ペット部門のサイトをリニューアル中とのことで、このドッグフードに関しての公式の情報がありません。
ただ、基本的に動物病院で購入する性質のものですから、購入者は獣医師の説明を受けるという前提とも言えますね。
しかし、ネットで当たり前に購入できる状態である以上、もう少し情報があると安心できます。
次に、注目すべき点を見てみます。
PHエイドの名の通りの、PHコントロール
犬、特に雄犬が患いやすいのが尿路結石です。
体内がアルカリ性、酸性に偏りすぎてしまうと石が出来てしまいます。
中でも、アルカリ性に傾くことでおこるストラバイト結石は非常に多いですね。
ドクターズダイエットメンテナンスは、体内のPHバランスを6.5程度のやや酸性に保つよう考えられています。
結石のあるなしに関係なく、体内を酸性で保つことで、細菌感染などを防ぐこともできるため、これは重要なポイントですね。
合成の不要な添加物の不使用
必要な栄養素はきちんと添加されていますが、酸化防止剤や着色料などは不使用です。
ドッグフードの中には必要な栄養素すら添加していないものもありますが、ドクターズダイエットは犬の健康を維持するための栄養素はしっかり添加され、そのうえで不要な添加物を使用していませんから、この点は評価できます。
フラクトオリゴ糖、ビール酵母などの配合
高たんぱく、高脂肪の食生活において、腸内環境のバランスが崩れることがあります。
基本的に犬は肉食ですから、高たんぱくな食事をしますが、ドッグフードの場合は腸内細菌がうまく機能しないこともあります。
そういった腸内環境をサポートするために、フラクトオリゴ糖は効果的ですね。
ビール酵母についても、非常に栄養豊富であり、犬にとってもよい成分といえます。
購入者の口コミ・レビュー
ドッグフードの性質上、シニア犬の飼い主さんの口コミが多いですね。
療法食はどうしても食いつきが良くないというフードも少なくありませんが、食いつきは良いようです。
フードのにおいも良いようで、おなかの調子も安定しているという声が多く見られました。
購入のきっかけはみなさん、何かしらのトラブルで病院にかかって、それ以降リピートしているようですね。
残念だったという口コミはほとんど見られませんでした。
かかりつけの動物病院で勧められて購入しました。
しばらく病院で買ってましたがネットで同じものが安く手に入るので、最近はもっぱら通販で購入してます。
価格と購入方法
定価は、3.8kgで4,575円ですが、多くの通販では3,200円~3,600円ほどで購入できるようです。
しかし、口コミの中で、お店によって穴あきや品質に不安があるといった声もありました。
価格も大切ですが、やはり動物病院専用のフードなので、信頼できる所で購入しましょう。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
療法食ではありますが、24%のたんぱく質量や体内をPH6.5で安定させるなど、他の療法食よりは評価のポイントが高いですね。
むしろ、療法食ではないのでは?と確認したのですが、動物病院専用、療法食となっているようです。
良い部分も多くみられるドクターズダイエットですが、やはりトウモロコシや大豆などの使用が多めなことや、情報の少なさなどはマイナス要因です。
したがって、ドクターズダイエットメンテナンス(phエイド)の評価は☆2.5です。
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