ペット保険は必要か?おすすめ人気はどれ?選び方のポイント
ペットを飼う方にとって、万が一のケガや病気の際にはその経済的負担が気になるところですよね。
10年ほど前から、ペットのための保険を取り扱うところが増えてきました。
でも、内容や違いがイマイチわからない、そんな方も少なくないでしょう。
今回は、ペット保険を選ぶ際に把握しておくべき点についてまとめました。
ペット保険とは
みなさんご存知の通り、動物病院の診療費は自由診療となっているので、かかった費用はすべて支払わなければなりません。
ペットを飼う人の増加や、飼い主の意識の向上などから、月々の一定支払いをすることで、万一の大きなケガや病気の補償が受けられるサービスの総称が「ペット保険」です。
各社共通の特徴
いろんな会社から、さまざまな種類のペット保険が出ていますが共通点をみていきましょう。
- ペットの種類や加入時の年齢によって保険料が異なる
- 申し込みから一定期間は保険適用外となる
- 通院の全てが補償される訳ではない
- 保険によって支払い限度額や日数・回数が異なる
保険料の設定
犬・猫の種類、加入時の年齢によって月々の保険料は異なります。
若い時期の加入、小さい犬であるほど保険料は安い保険料となっています。
保険支払い対象外期間の設定
ペット保険は、申し込みをして一定期間はその保険の対象外となる期間が設けられています。
その期間は保険会社によって違いはあるものの、およそ1~2ヶ月ほどは補償が受けられません。
これは、保険制度を公平に保つための措置です。
対象外となる手術、症状がある
どの保険も、全ての病気やケガ、処置に対して補償がついているわけではありません。
多くの場合、去勢、避妊手術や各種予防接種など、病気ではないもの、加入する前から発症していた病気やケガなどは対象外となります。
また、怪我や歯に関する治療も補償対象外となることがあります。
補償内容
通院・入院・手術にかかわる費用が主な補償対象となります。
その他、火葬費用や運動補助器具(車いすなど)の費用、犬が他人に損害を与えた場合などの賠償責任を扱う保険もあります。
通院・入院・手術全てにおいて、支払いの限度額、日数、回数の設定があります。
また、補償される金額も、総額の50%~100%と様々ですが、これらは月々の保険料に反映されます。
勘違いしてはいけないのが、保険に入っていればどれだけ費用が掛かろうが補償されるということではない、ということです。
支払い
- 一旦は窓口で支払いし、後日保険会社に請求する
- 加入している保険の提携病院でカード等を提示し、差額を支払う
基本的には、いったん窓口で全額清算し、保険金の支払いを後日請求するという方法と、保険の対象病院でカードなどを提示し、契約内容に応じた差額のみを支払うという方法があります。
後日請求は、いったん全額を支払う負担や、審査によっては補償されないなどのデメリットがありますが、全国どこの病院でも診察を受けられます。
提携病院の場合は、窓口ですべて完了するため、その場で負担額が確定し、わかりやすいですが、提携していない病院では利用できません。
保険を選ぶ際の判断基準は?
基本的な仕組みは理解できても、一番良い保険は?となると、一概に言えないですよね。
そこで、保険を選ぶ際の判断基準をいくつか挙げてみます。
保険料の差額をみる
補償内容に違いがあるとはいっても、保険料は無視できません。
保険取扱業者を比較すると、同じ50%補償タイプでも、10年間の支払い総額で10万円以上の差額が出ることもあります。
また、小型犬と大型犬の差額も取扱業者で差額に開きがあるので、大型犬の場合はしっかり確認しましょう。
保険取扱業者の種別
- 大手損害保険会社が扱うペット保険
- 少額短期保険会社が扱うペット保険
大手損害保険会社が扱うペット保険と、少額短期保険会社が扱うペット保険があります。
少額短期保険会社は、万が一破たんした場合に契約が途中でも終了する可能性があります。
高額治療にしっかり補償があるか
- 万が一の手術など、高額治療に備えたいのか?
- 突発的な通院による少額治療にも備えたいのか?
保険によって、手術にかかった費用をカバーする割合は異なります。
また、年間の補償限度額(通院、入院すべて含む)が設定されていますが、50万円までのものもあれば100万円までのものもあります。
限度額が高ければ安心とはいえますが、中には1回の手術で10万円までしか補償されないものもあります。
高額(10万円以上)の手術に備えたいのか、少額の治療にも備えたいのか、そのあたりをしっかり判断しておく必要があります。
終身まで継続可能か
- 一生涯補償のある終身保険なのか?
- 期限が定められている保険なのか?
年々、ペットの寿命は延びています。
終身にわたって補償があるもの、そうでないものがありますので、そちらもあらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。
保険料が上がることが多いので、その差額もきちんと把握しておきましょう。
複数加入は損することも?
すべてをカバーするのは難しいので、ならば複数加入すればいざという時補償の額が増える、と思われるかもしれませんが、各社とも補償の割合に違いがあり、場合によっては保険料の払い損になることもあるので、おすすめできません。
ペット保険を比較してみる
ペット保険は、必ず加入しておいた方がいいと断言できるサービスではありません。
内容も人間の生命保険とは異なり、複雑です。
月にいくらかでもペット貯金をするのも良い方法です。
ただ、ケガや病気は突然起こるものでもありますよね。
その時にもし、まとまったお金がなかったら、受けさせてあげたい治療を諦めざるを得ないことになりかねません。
以下は、複数の保険会社のペット保険の資料を無料一括請求できるサービスです。
万が一に備えて、一度各社のペット保険を比較することも安心につながるかもしれませんね。
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