賞味期限切れのドッグフードを与えても大丈夫?
ドッグフードの賞味期限はどのくらいかご存知ですか?
未開封の場合は、12ヶ月から長いものだと18ヶ月というものもあります。
賞味期限が切れてしまったドッグフードはどう変化するのでしょうか。
また、賞味期限が切れたものを与えても問題はないのでしょうか?
今回は、ドッグフードと賞味期限、そしてそれにまつわる事柄を調べてみました。
消費期限と賞味期限
人間でも同じですが、賞味期限とはその商品が未開封の状態ならば美味しく食べられる期間のことを指し、消費期限とは、その期限内で消費することが望ましい、その消費期限を過ぎた後は品質の保証は出来ないという、主に生ものや傷みやすい食品に記載されているものです。
ドッグフードについては、主に賞味期限が記載されています。
開封後の消費の目安は?
未開封の状態で1年ほど持つもので、開封した場合はどのくらい持つのでしょうか。
これについては、具体的な記載がないものがほとんどですが、おおむね10日から2週間以内と考えるのが一般的です。
もちろん、5日しか経っていなくても保存状態が悪ければカビが生えたりすることもあります。
食べ物ですから、出来るだけ早く消費することが望ましいですし、せっかく良いフードをチョイスしても、保存状態が悪いと本来の高品質な状態が失われ、かえって体に良くないフードに変わってしまいます。
品質は保存状態に左右される
数日経過したからと言って、劇的に品質が劣化するわけではありませんし、人間でも少々消費期限、賞味期限が過ぎてもにおいや色に変わりがなければ火を通して食べてしまう人も多いでしょう。
ドッグフードはどうでしょうか?
結論から言うと、開封していても未開封でも、その保存状態が悪ければ与えるべきではありません。
理由として、ドッグフードの酸化がまず挙げられます。
酸素に触れることで品質が変わることを指しますが、食品の場合、ものによっては摂取すべきでない物質が増えたりすることがあるのです。
その代表的なものが、油です。
油の酸化が進むと、発育不良や腹痛、下痢などを引き起こす物質が生成され、それを摂取した場合に中毒症状を起こすことがあります。
ドッグフードにも、さまざまな油が使用されているため、空気に触れることが品質を劣化させることになります。
また、温度の急激な変化に何度もさらされ続けることで、品質が劣化していきます。
冷蔵庫保存が間違いであると言われている理由は、袋の内部が結露したりする可能性があるからです。
ドライタイプのドッグフードは、水分が少ないですから腐敗はしにくいでしょう。
しかし、未開封だからと言って直射日光のあたる屋外に放置していると、朝晩の寒暖差で品質が悪くなってしまうため、保存場所にも気をつけましょう。
逆に、しっかりと保存しているものであれば、たとえ開封していても1週間程度過ぎたからといって、与えてはいけないレベルに品質が劣化するとは考えられません。
いずれにせよ、期限内に消費すれば問題のないことですから、一度に買う量を見直し、1~2週間で消費できる量を購入するようにしましょう。
少量タイプについては、リパックの問題もありますので、よく考えてから購入してください。
大切なことは、賞味期限よりもむしろ保存状態であるといえます。
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