心臓病を患う犬に与えるドッグフード選び
突然、愛犬が心臓病を患ってしまったら…
獣医師の指導に従うことはもちろんですが、家でもできる限りのことはしたいですよね。
心臓病は、犬の死因の2割ほどを占めます。
小型犬に多い病気と言われますが、大型犬でも起こりますし、高齢になればその確率も高くなります。
心臓病には、先天性のものと後天性のものがあり、先天性の場合は幼犬の時期に比較的すぐわかります。
予防接種やワクチンの際、獣医師から告げられることも少なくありません。
同時に生まれた仔犬の中で、1頭だけ成長が遅いとか、顔つきに特徴がある場合もあるようです。
目次
心臓病の兆候
心臓病には、特徴的な症状があります。
まず、咳を頻繁にする場合、運動を嫌がる、そして気絶する、倒れるという症状です。
普通に歩いていて、突然バタッと倒れるのは、フィラリアに感染している犬で私も見たことがあります。
心臓に極度の負担がかかるため、脳に血液を送り込めなくなるために失神してしまうのですね。
しかし、心臓病由来の失神の場合は、倒れた数分後にはケロッと起き上がります。
飼い主は何事もなかったと安心してしまいがちですが、これは典型的な心臓病の症状といえますので、獣医師の診察を受けなければなりません。
咳に関しては、中、大型犬の場合は要注意です。
ただ単にむせたりするようなものではなく、何かを吐き出すような、特徴的な咳をしているようでしたら、心臓病の可能性があるので獣医師の診察を受けましょう。
また、運動を嫌がるという点は、散歩に出てもすぐ座り込んでしまうとか、家から出たがらない等、極端な嫌がり方をするようになったら、一度検査を行った方が良いといえます。
診断されたら注意すべきこと
心臓病と告げられたら、ショックですよね。
- 心臓の負担にならない食事を考える
- 食事の見直しも治療の一部
- 塩分の与え過ぎに注意!
- 手作り食がベストとは限らない
きちんと獣医師の診察、指導を受け、注意事項を厳守ることはもちろんですが、日々のドッグフードに関しての指導が特になかった場合、それまでと同じ食事で良いのでしょうか。
人間にも言えることですが、心臓病を治す食事はないですし、これを食べればよい、というものもありません。
でも、心臓の負担にならない食事を考えてとらせることは可能ですし、重要です。
むしろ、食事を見直すことが、大切な治療の一部であるといえます。
まず、心臓に負担をかけないようにするためには、過度の塩分を与えないということです。
ここでいう過度の塩分を与えない、というのは、ドッグフードに通常含まれている程度のナトリウムのことではなく、人間用に味つけされたものを毎日与えるとか、そういったもともとやってはいけないことをしない、という当たり前のことです。
というのも、極度にナトリウムを控えることが問題になる場合もゼロではないからです。
塩分を気にしすぎて手作り食に切り替える人もいますが、それはベストとはいえません。
手作り食ではなかなか賄えない栄養成分(タウリン、コエンザイム、カルチニンなど)には、心臓に必要な成分であり、特にタウリンが不足すると心臓病を引き起こします。
それならばむしろ、病院で処方される心臓病の犬用のフードの方が確かです。
日々の食事については、ナトリウムの摂り過ぎだけが問題なのではなく、心臓病の要因の一つである肥満も考えなくてはなりません。
高品質のたんぱく質を含んだドッグフード
- 食事制限によるエネルギー不足は危険
- 低炭水化物かつ良質なタンパク質を含むフードへの切り替え
ナトリウムの過剰摂取は、極端に偏った食事でなければ神経質になる必要はありません。
それよりも、過度の食事制限によるエネルギー不足で筋力が弱まることの方が危険です。
そのためにも、適度な栄養を不足することなく摂取し、良質なたんぱく質を含むドッグフードを与えましょう。
病院で処方されるドッグフードは、これらのことを心臓病の進行具合や年齢に応じて処方されるので、そちらを利用するのも良いでしょう。
病院での取り扱いがない、全く食べない(ありがちですが、病院の食事はなかなか食べません)などの場合は、以下の点をクリアしているドッグフードを選択しましょう。
- 良質な動物性たんぱく質で作られている
- タウリン、カルチニン、コエンザイム、必須脂肪酸、ビタミンC、Eなどの抗酸化作用のあるものが含まれている
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普段食べているフードの見直し
心臓病をすでに発症している場合は、やはり獣医師の指導に従うことが一番大事です。
かわいそうという気持ちが先走って、食欲が落ちたり、痩せてきた犬にあれこれ食べさせようとする気持ちは分かりますが、ぐっとこらえましょう。
そういったことにならないためにも、食事には肥満を防ぐために低炭水化物が望ましいですし、筋肉である心臓を健やかに保つために良質なたんぱく質を与えるよう心がけましょう。
療法食みらいのドッグフード
心臓のことを考えた薬膳レシピ!
心臓病や心臓病に起因する疾患のための特別療法食として開発されたのが「みらいのドッグフード」です。
憎帽弁閉鎖不全症や心臓肥大など、心臓疾患を患っている場合、心臓への負担を軽減するために血液循環をスムーズにすることが大切です。
また、犬の食事のナトリウムやリンを制限し、タウリン・Lカルチニンを補給し、カリウムやマグネシウムを調整する必要があります。
一般的な心臓疾患用のドッグフードは、低たんぱく質で穀物類の使用が多いものがほとんどです。
たんぱく質を制限することで一時的なメリットはあるのですが、長期的に見ると栄養不足を招いてしまうことにもなり兼ねません。
心臓疾患を患う犬のために作られた「みらいのドッグフード」は、心臓に負担をかけず、尚且つ栄養バランスにも優れた理想的なドッグフードです。
療法食の犬心ってどうなの?
療法食となるドッグフードにもいろいろありますが、ここでご紹介するのが犬心というドッグフードです。
犬心は「クッシング症候群,膵炎,甲状腺機能低下症,高脂血症,糖尿病,メタボ肥満,脂質代謝異常症」の7疾患をサポートするドッグフードです。
上記7疾患に対応している療法食ですが、公表されていない病気(ストルバイト結石など)にも対応しています。
心臓病や腎臓病、肝臓病、胆のう疾患、シュウ酸カルシウム結石を患っている犬にも療法食の「犬心」が適している場合があります。かかりつけの獣医さんに相談の上、取り入れてみてはいかがでしょうか。
心臓病に限らず、愛犬の病気にお悩みの飼い主さんも多いでしょう。
獣医師の指示に従うのは基本ですが、普段与えていたドッグフードを見直しすることも大切です。
不安な原材料や添加物が使われているドッグフードもたくさんあり、もしかするとそれらが原因で起こった症状である可能性も否定できません。
我が家も愛犬チワワに安全なドッグフードを与えたくて、さまざまな商品の原材料を一つずつチェックしてみました。
犬にとって好ましくない食材や添加物を含むフードを除外していくと、最終的に6つの製品に絞ることができました。以下のランキング1~4位は、低炭水化物かつ良質なたんぱく質を使用したプレミアムフードです。
これからドッグフードの見直しをされる方の参考になれば幸いです。
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