ドクタープロの原材料・成分と口コミ評判
ドクタープロ(Dr.PRO )「チキン&ターキー成犬用」は必要な栄養素をバランスよく配合したドッグフード、とのことですが、あまりお店で見かけることはありませんよね。
愛用されている方のほとんどが、店舗ではなくネット通販を利用して入手されているのではないでしょうか。
実際に購入された方の口コミなども交えて、どのような製品なのか詳しく見ていきましょう。
日本で暮らす犬のためのドッグフード
ドクタープロ(Dr.PRO )は、チキン&ターキー以外にも、日本で暮らす犬専用(?)のラム&オートミール、3フィッシュ2ポテト、犬種別フードのラインナップがあります。
違いは主原料で、その他の原材料に違いはほとんどありません。
チキン&ターキーは、特に嗜好性にこだわりを持って作られており、そのうえで日本の風土や日本で暮らす犬の環境や運動量などが考慮されています。
ドクタープロは、平成12年に第一弾が発売され、以降リニューアルを繰り返し現在に至ります。
およそ15年にわたって愛用されているドッグフードです。
タンパク質量が豊富
実際に使われている原材料や成分について見てみましょう。
チキン&ターキー 成犬用<原材料>
チキンミール・ブリューワーズライス・玄米・動物性油脂・オートミール・ターキーミール・天然香料・トマト繊維・サーモンミール・乾燥全卵・乾燥乳タンパ ク質・ビール酵母・トルラ酵母・キャノーラオイル・クランベリー・パパイヤ抽出物・ユッカ抽出物・グルコサミン・コンドロイチン硫酸・ラクトフェリン・ク エン酸・レシチン・ビタミン類(塩化コリン・ビタミンE・ビタミンA・パントテン酸・ナイアシン・ビタミンB2・ビタミンK3重亜硫酸ナトリウム・ビタミンB12・ビタミンB1硝酸塩・ビタミンB6・ビオチン・葉酸・ビタミンD3・ 耐熱性ビタミンC)・ミネラル類(リン酸二カルシウム・食塩・塩化カリウム・炭酸カルシウム・酸化亜鉛・亜鉛蛋白化合物・硫酸第一鉄・酸化マンガン・硫酸 銅・亜セレン酸ナトリウム・銅蛋白化合物・マンガン蛋白化合物・ヨウ素酸カルシウム・炭酸コバルト)・酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
<成分>
粗蛋白質:27%以上 粗脂肪:14%以上 粗繊維:3%以下 粗灰分:6%以下 水分:10%以下 代謝エネルギー:362kcal/100g
主原料はチキン
たんぱく質量も27%以上と、比較的高いですね。
その名の通り、チキンが主原料です。
その後、穀物が続きますが、トウモロコシや小麦は使用されていません。
ブリュワーズライスとは
なんだか特別な良いお米なのかしら、と思ってしまいますが、その逆です。
ブリュワーズ、というのはいわゆる「欠けた米」の分類となり、お米として販売できないものです。
品質がすこぶる悪い、というわけではないのですが、そもそも米が欠けるという時点でさほど品質の高い米ではありません。
人間が食べるには美味しくないため、かけ米は米粉にされたりペットフードに使用されたりします。
その中で、ブリュワーズは一番細かい欠け米で、安くて使いやすいという利点があります。
わざわざブリュワーズと記載するのは、「欠け米」とすると印象が良くないからでしょうか?
トルラ酵母は注意が必要
家畜の飼料やペットフードによく使用される酵母で、整腸作用があり消化吸収率を上げる働きをします。
ただ、遺伝的に尿路結石ができやすい犬に与える際は注意が必要です。
ドッグフードに含まれる程度は問題ないと思われますが、心配な場合は獣医師に相談してから与えましょう。
キャノーラ油ってどうなの?
植物性油脂であるキャノーラ油。
必須脂肪酸を両方含んでいてよい成分であるように思えますが、現在キャノーラ油には遺伝子組み換えのものが多く使用されています。
キャノーラ油にはその表示義務はないため、知られることはあまりないのですが、気になるところです。
購入者の口コミ・レビュー
非常に高評価が多いです。
食いつきの良さはもちろん、毛艶も良くなったという口コミが目立ちました。
一部で、「油分が多くべたついている」といった口コミがありますが、粗脂肪分は14%で、オリジンが18%ですから他のフードに比べて多い、ということではないでしょう。
ただ、製法の違いなどでべたつき感を感じるのかもしれません。
面白い口コミとして、「日本で暮らす犬のため」なのに、どうして犬種別に柴犬がないのか、という、ごもっともな意見がありました。
犬種別には特に意味はないとこれまでもお伝えしましたが、これでよくお分かりいただけるかと思います。
要は需要の高い犬種のシリーズを作ることで、販売促進を狙っているわけです。
購入したブリーダーさんのところで食べていたことから、子犬の時期からずっと愛用してます。
健康そのもので病気もありませんが、植物性油脂があまりよくないとの情報を耳に入れ切り替えを検討しています。
価格と購入方法
ばらつきがありますが、1kgあたりおよそ800円~1,000円程度です。
正規販売店は大型ペットショップやドッグサロンなどですが、置いているところが少ないようです。
そのため、ネット通販が主流となっています。
サイズ展開も2.4kgから15kgまで幅広いです。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
主原料が肉であること、穀物類の使用はあるけれど比較的アレルギーを起こしにくいものであることや、消化吸収しやすくなるようα化処理がされている点など、考えられているフードではあります。
しかし、品質保証についてはっきりと明記もなく、製造方法や工場などの紹介もありません。
企業自体は歴史も長く、たくさんのペット事業を手掛けているので信頼は出来そうですが、知りたい情報が少ないと感じます。
決して悪いフードには思えませんが、わざわざ探し出してまで購入するほどのものとも言えません。
したがって、総合評価は☆2.5です。
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