ボジータの原材料・成分と口コミ評判
教育や福祉などが非常に手厚いことで有名な北欧の国々。
その雄大な自然や洗練された生活スタイルなどから、日本でも北欧のものは人気が高いですよね。
ドッグフードにも、北欧発祥のものがあります。
今回は、スウェーデンのドッグフード「ボジータ」をご紹介します。
北欧スウェーデンのドッグフード
北欧の中でも非常に厳しい環境基準が設定されているスウェーデン。
ボジータはスウェーデンのラントメンネンドギー社で開発されました。
この会社は、100年以上ペットフード製造の歴史を持ち、その原材料は全てスウェーデン原産。
農作物は、ラントメンネンドギー社が土壌から管理するという徹底した品質管理がなされています。
製造に関しても、外注せずに自社工場で作られています。
コンセプト
ボジータは、原材料の品質の高さに強い信念を持っています。
スウェーデン自体、家畜へのホルモン剤投与の禁止、病気治療以外での抗生剤投与の禁止、そして、1985年以降屍肉の使用禁止、さらには鶏飼育における断嘴(ダンシ)が禁止となっています。
断嘴(ダンシ)というのは、狭い場所に閉じ込められて飼育される鶏が、ストレスで突き合うのを防ぐ目的で行われます。
非常にむごいことであり、そのような場所で育った鶏は質も良くありません。
話はそれますが、ストレスにさらされてしまうと肉の質は変わってしまいます。
それは屠殺の瞬間まで続き、ストレスが強いと血抜きがきれいに出来ないのだそうです。
たとえ家畜でも、ストレスの少ない環境でのびのびと育て、命をいただく際にも最大の配慮をすることは、人間であればすべきことですね。
ボジータを製造するラントメンネンドギー社は、そういった意味で日本よりはるか昔から、そのような精神を確立した国の法律を守ったペットフード会社です。
ヒューマングレードのドッグフード
厳しい法律のあるスウェーデンのボジータ。その原材料と成分はどうなっているでしょうか?
気になる原材料から見てみましょう。取り上げるのは、成犬用のメンテナンスです。
メンテナンス鶏肉・トウモロコシ粉・ライス・トウモロコシ胚芽・オート麦(SPC)・動物性脂肪・チキンブイヨン・卵粉・ジャガイモタンパク質・亜麻仁・魚(タラ・ニシン)・ビートファイバー・ヘモグロビン・塩化ナトリウム(海塩)・塩化カリウム・ビール酵母・マクロガード® (β-1,3/1,6グルカン)
穀物類の使用
小麦の使用はありませんが、とうもろこし、米、オーツ麦の使用が見られます。
ただ、これらは吸収率が高まるように処理がされ、アレルギーにも一応配慮はされているようです。
アレルギーなどの心配のない犬であれば、神経質になる必要はないといえるでしょう。
あまり詳しくない表示は不親切
健康な状態の犬であれば、栄養素について特に詳しく見たところで理解できないこともありますからよいのですが、それにしても他のドッグフードに比べて省きすぎの印象です。
せめて、必須脂肪酸のバランスやマグネシウムなどの量は、犬によっては気になる点でもあるため、明記してほしいところです。
次に、注目すべき点を見ていきましょう。
マクロガードとは?
マグロガードは天然のβグルカンのことで、これによって外的要因や病気の原因となるものが体内に侵入した際、免疫システムを強化する働きがあります。
これらは適切に配合することで、ストレスなどで免疫力が低下することも防ぐことが期待できます。
人間でも食べられる素材
言うまでもないことですが、原材料は非常に高品質です。
また、亜麻仁などの必須脂肪酸やタウリンなども積極的に配合されている点は良いといえます。
良いドッグフードであることは間違いなさそうなのに、やはり細かい成分が犬によっては合う、合わないにかかわることがあります。
原材料は高品質ですし、製造も自社工場ということで安全なドッグフードであることは間違いないのですが、原材料表示が非常に簡素な点は残念です。
購入者の口コミ・レビュー
ボジータはあまり知名度が高くないため、口コミが少ないのが実情です。
同じラインナップで、ウエットフードがあるのですが、そちらの評価は非常に高いです。
購入者の傾向としては、高齢犬や病中病後などでドライフードがうまく食べられない犬に与えている人が多かったのですが、同時に「安心安全」を第一に考えている方が多く見られました。
たしかに、穀物などの使用はあるものの、全く配慮のないかさ増しで配合している類のものではなく、炭水化物や穀物が持つメリットに着目して配合されているものです。
そうであれば、安心や安全を優先させる選択は、非常に理解が出来ることですね。
以前飼っていた老犬がウエットタイプを食べていて良かったので、次に飼い始めた愛犬にもドライフードを与えています。
製造管理がしっかりしているのと、原材料も上質なものが使われていて安心できる点が選んだ決め手です。
価格と購入方法
販売店が非常に少ないため、ネット通販がメインとなります。
楽天、正規販売店のネットショップなどでの取り扱いがあり、価格帯は1キロ当たり1,500円ほどです。
ただ、売り切れ、在庫切れが多いようですね。
さらに、口コミの中で「賞味期限がギリギリのものがある」といったものがありました。
せっかく気に入ったのに、次購入しようと思ったら売り切れだった、というのは避けたいですね。
総評
原材料
製造管理
購入のしやすさ
企業の信頼性
安全、安心については文句の付けどころがないでしょう。
しかし、原材料や成分分析の表示が少ない点、購入しづらい点はマイナス評価せざるを得ません。
ラインナップは選択肢も多く、ウエットタイプがあることから、老犬や歯の悪い犬に対応できますので、さらに買いやすくなることが望まれる良いドッグフードといえます。
以上のことから、ボジータの評価は☆3.5です。
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