ドッグフードのエミューの特徴・メリットは?
エミューという鳥がいるのをご存知ですか?
ダチョウに似た大型の鳥で、主にオーストラリアで生息しています。
あまりなじみのない動物ですが、近年エミューの栄養価などに注目が集まっています。
エミューを配合したドッグフードもいくつかご紹介します。
タンパク質が豊富でヘルシーなエミュー肉
エミューは見た目、ダチョウを小さくしたような感じの愛嬌のある風貌をした、大型の鳥です。
ちなみに飛べません。
オーストラリアに生息していますが、野生のエミューは保護されており、食肉などの商用利用されるエミューは繁殖されています。
先住民のアボリジニが、ブッシュタッカーと呼ばれる伝統的に利用してきた動植物のひとつとしても知られ、肉類だけではなくオイルや皮なども重宝されています。
日本国内でも、東京農大などがその飼育の容易性や商用利用性の高さから、新規事業として雇用の安定などを視野にさまざまな取り組みを行っています。
栄養・特徴
高たんぱくで低脂肪
赤身の肉類と比べても脂肪率は非常に低く、3~4%となっています。
たんぱく質量も多く、ヘルシーで健康的な肉です。
風味としては牛肉の脂身がない部位に似ているということで、嗜好性も高いようですね。
エミューオイルの効果
ドッグフードの中には、エミューの肉ではなくオイルを配合しているものもあります。
エミューの肉は、脂身とはっきり分かれているという特徴があるので、脂肪分のみを分けることが可能です。
その部分は「エミューオイル」として重宝されています。
エミューオイルは、オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸、そしてオメガ9脂肪酸がバランスよく含まれているということで注目されています。
このオイルは、ペットフードだけでなくアロマオイルや医薬品などにも用いられるほど効果の高いオイルです。
ペット用でもフード以外にシャンプーなどに配合されているものもあります。
鉄分が非常に豊富
鹿肉や馬肉など、鉄分が豊富な肉がありますが、エミューも同じくらい鉄分が豊富です。
普通の鶏肉に比べると100gあたり、およそ5倍となっています。
コレステロールが低い
鶏、牛、豚などはおおむねコレステロールが高く、100gあたりに80~90㎎ほど含まれるのに対し、エミュー肉は60㎎と非常に低いですね。
コレステロール値が高くなると、動脈硬化や心臓機能の低下などが心配ですから、成犬から老犬など、気をつけてあげたいですね。
注意すべき点
エミューを使用したドッグフード自体が少ない
エミューは日本ではまだまだなじみが少なく、繁殖されている場所も限られています。
オーストラリアのエミューを使用したドッグフードもありますが、たんぱく源として肉を使用しているフードは、確認したところ「アーガイルディッシュ グレヴィアアダルト」のみです。
エミューを使用したジャーキーなど、間食のものはいくつかありますが、ドッグフードとしては他に見つけることが出来ませんでした。
また、エミューオイルを使用したドッグフードとして、アーガイルディッシュのほか、ネイチャーズテイストがあります。
現在、はっきりとエミューを使用しているドッグフードはこの2つだけということで、なかなかメインのたんぱく源とはなっていないようですね。
まとめ
ヘルシーで新しいたんぱく源として注目されているエミュー肉。
肉だけでなく、オイルにも非常に良い成分が含まれています。
日本でも実験的に繁殖を行うところがいくつかあり、国産の安全なエミュー肉は手に入ります。
ドッグフードに取り入れているメーカーは少ないため、なかなか試すことが難しいですが、エミュー肉そのものを購入して試してみるのも良いですね。
アレルギー性も低いため、仔犬にも与えられます。
エミューオイルなどは単品で販売されてもいますので、日々の食餌に取り入れても良いでしょう。
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