ドッグフードのグルコサミンが犬に必要な理由
関節をスムーズに動かせるのは、軟骨が直接骨と骨がこすれ合うのを防いでいるためで、その軟骨を生成するために、グルコサミンは重要な成分です。
ここでは、コンドロイチンと合わせて摂取することで相乗効果が期待できるグルコサミンについてみていきましょう。
グルコサミンの特性
グルコサミンは、日々動かしてすり減っていく軟骨の修復や再生を促す役割を持っていて、軟骨を強化します。
コンドロイチンと同じで、加齢とともに体内で生成する量が少なくなっていきます。
そのため、年齢が上がると関節が痛んだり、スムーズに動かせないという弊害が起こりやすくなります。
豊富に含む食材
一般的にエビやカニといった甲殻類に含まれることが知られています。
その他、山芋やオクラなどにも含まれていますが、食べた分が全てグルコサミンとして吸収されるわけではないため、食材から十分な量を摂取することは難しいといえるでしょう。
ドッグフードを選ぶ際には、十分な量が配合されているか、把握することも大切です。
副作用について
グルコサミンは、コンドロイチンの働きをさらに高める効果を持っていますので、コンドロイチンと合わせて摂取するのが理想です。
ただ、ドッグフードによっては、必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸)との相乗効果でコンドロイチンをあえて加える必要はないという考えのもと、グルコサミンのみ配合しているものもあります。
副作用として、摂取しすぎると胃腸の不調が起こることがわかっています。
ドッグフードにも含まれているのに、さらにサプリを摂取すると与えすぎになってしまって、かえって犬に負担になる場合があるので注意しましょう。
また、糖類であるため、与え過ぎはやはり良くないですね。
甲殻類にアレルギーがある場合は要注意
さらに、甲殻類にアレルギーがある場合は、グルコサミンに反応する場合がありますので、ドッグフードに配合されている場合は様子を見ながら与えましょう。
ドッグフードによっては、このような甲殻アレルギーに配慮して、植物由来のグルコサミンを配合しているものもあるようです。
効率よく摂取できるドッグフード選び
人間も犬も、健康的な生活には丈夫な足腰、スムーズな関節の動きは不可欠ですよね。
グルコサミンを十分に摂取することで、加齢による関節のトラブルを防ぐことが出来れば、高齢になった犬も生活の質が向上します。
グルコサミンは、摂取してすぐに効果が出る性質ではないので、日々のドッグフードにきちんと配合されたものを与えることが、その後の犬の健康な関節維持に役立つといえます。
コンドロイチンとともに、適正に配合されたドッグフードを選択しましょう。
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