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ドッグフードの原材料の炭酸カルシウムとは?

動物の成長にカルシウムは必要な成分です。

自然界における肉食動物は、獲物を骨ごと食べたりすることでカルシウムを補給しますが、飼い犬はドッグフードやサプリメントで補給することになります。

後述しますが、良質なドッグフードなら必要な量のカルシウムが含まれているため、敢えてサプリメントで補う必要はありません。

ドッグフードによっては、炭酸カルシウムという表示でカルシウムを配合していますが、この炭酸カルシウムとは安全なのでしょうか?

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炭酸カルシウムの役割

動物用としては、主に栄養補強の目的で配合されることがほとんどです。

ただ、ドッグフードという性質上、その形状を形成するにあたって、炭酸カルシウムが持つ「弾力性を与える」「適度な硬さに整える」といった性質を利用する目的での配合もあります。

栄養に関係ないものを配合するのはいかがなものか、と思う方もいらっしゃると思います。

炭酸カルシウムは食品添加物として人が食べるものにも含まれますが、ドッグフードに入っている炭酸カルシウムは悪影響はないのでしょうか?

その安全性について、見ていきましょう。

安全性について

炭酸カルシウムは、食品添加物として市販されています。

卵の殻や貝殻など天然成分のものもあれば、石灰石を工業的に粉砕して加工したものなどがありますが、安全性については大きな問題は報告されていません。

(ただ、人間に関していうと、海外で炭酸カルシウムが要因とされる動脈硬化の例が報告されています。)

ドッグフードに限らず、人間の食べ物にも使用されており、原材料に含まれていることはなんら問題のあることではありません。

天然由来のカルシウム

卵の殻や貝殻などから製造されたカルシウムと、工業的に製造された炭酸カルシウムには実は違いがあります。

炭酸カルシウムに比べて、卵殻由来のカルシウムは吸収率が高く、天然由来である点からも卵殻カルシウムを使用しているドッグフードも見受けられます。

しかし、卵殻カルシウムには、マグネシウムが含まれます。

マグネシウムは大切なミネラルですが、摂取過剰には注意が必要です。
必要以上に摂り入れると下部疾患・結石の原因となるケースもあります。

カルシウムは積極的に摂取すべき?

基本的に、市販されているドッグフードは十分な量のカルシウムが何らかの形で配合されています。

安全性は高いですから、それが炭酸カルシウムであっても問題はありません。

なんとなく、骨に良い気がしてカルシウムは与えれば与えるほど良い、と思ってしまいますが、実はそうではありません。

特に大型犬は、成長期に過剰にカルシウムを摂取すると、骨や関節の病気のリスクが高まることがわかっています。

手作り食でない限り、あえてカルシウムに特化したサプリなどを与える必要はありません。

ドッグフードから摂取する

手作り食の場合、カルシウム補給に卵殻のカルシウムを与える方もいらっしゃるかと思いますが、マグネシウムの過剰摂取にも気をつける必要があります。

ドッグフードを与えている場合は、特に追加する必要はないでしょう。

炭酸カルシウムについては、たまにグラウンドに白線をひくときに使用する石灰を混同して劇物だと不安視される人がいますが、全く別物ですので安心してくださいね。

安心安全なドッグフード選び

愛犬の健康を考える上で、犬に不適切な原材料や、健康被害のリスクがある添加物を含んだドッグフードは避けたいところですよね。また、カルシウムだけでなく必要な栄養素をバランスよく摂取できるのが理想です。

当サイトでは、さまざまな製品の原材料や添加物、成分などを細かく見ていき、少しでも危険性のあるものを除外し、最終的に6つの製品に絞りました。

フードの切り替えを検討されている方、これから新たにフードを選ぶ方の参考になれば幸いです。

※下記ページの最下部にランキングにておすすめのフードを紹介しています。
安心安全な食材を使ったドッグフードついて詳しく見る

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