ペットドゥ(Pet Do)の原材料・成分と口コミ評判

国産のペットフードは、大手企業のものは品質や添加物が気になる、かといって、無添加や自然派をうたうフードは栄養面が気になる…。

現在の国産フードの現状は、良いものが多い状態とは言えません。

今回ご紹介するのは、ドゥロイヤルやピュアロイヤルなど人気の高いセミモイストフードを取り扱う株式会社ジャンプのドライフード、Pet Do（ペットドゥ）です。

シンプルながらも製法や原材料にこだわったこのフードは、どんなものでしょうか？

国産のドッグフード

「ペットと共に楽しい暮らし」
Pet Doを製造する株式会社ジャンプは、フードだけでなく、犬猫をメインとしたさまざまな商品を製造しています。

フードに関しては、鮮度の高いもののみを使用し、自社工場である北海道工場の製造過程なども公式サイトで公開しています。

独自の製法である醗酵製法により、活性酸素の発生を抑えることに成功しています。

また、国産プレミアムフードにありがちな、総合栄養食の基準を満たしていないものではなく、栄養面も考えられたフードです。

アレルギーは大丈夫？

成犬用メンテナンスの原材料・成分についてみていきましょう。

メンテナンス

ミートミールは使用せず、生肉を使用

主原料は、ポーク、チキンです。

たんぱく質量も25％以上保証と、犬に大切な栄養素をしっかり把握しているといえますね。

穀物の使用あり

トウモロコシ、ふすま、小麦粉、脱脂大豆と、穀物の中でも好ましくないものがズラリと並んでいます。

主原料は動物性たんぱく質ですが、穀物全部を合算するとその量は少なくないでしょう。

アレルギーの心配があるものばかりですので、注意して与えましょう。

クマ笹エキス配合

聞きなれない原材料ですが、ササに含まれる糖が、腸内環境を整えるプレバイオティクスの役割を果たします。

どす黒い色素であるため、配合した後のフードはやや黒い色へと変化しますが、善玉菌を活性化させる成分とされています。

20時間の醗酵でうま味凝縮

低温でおよそ20時間醗酵させます。

そうすることでうま味が凝縮され、自然な形で嗜好性が高まります。
また、活性酸素に抵抗する力もつくということで、注目される製造方法ですね。

あいまいな表記が目立つ

植物油、フィッシュミールなど、本来の原材料が見えない表記があります。

肉類についてはミールの使用がないと書いてありますが、魚はミールですね。

植物油についても、亜麻仁、キャノーラ、ひまわりなどなど、その成分が大きく違うものがあるわけですから、何由来なのか、はしっかり明記すべきです。

購入者の口コミ・レビュー

ラインナップそれぞれ、高評価のフードです。

食いつきが良い、脂っこさがなく良く食べる、などの良い評価がある半面、便が緩くなった、増えた、というものもチラホラあります。

便の状態がもともとカチカチで、便秘気味だった犬は調子が良くなるようですが、便にトラブルがなかった犬はかえって悪くなるケースがあるようです。

穀物類多用のフードなので、様子を見ながら与えましょう。

価格と購入方法

公式サイトは1kgあたり、2,160円です。

ネット通販だと正規品でも1kgあたり1,440円と価格設定がよくわかりません。

いわゆるプレミアムフードは、価格の変動がさほどないはずですが、半額程度の差がつくのはどうしてでしょう。

8kgまとめ売りなどもあり、こちらは1kgあたり1,000円ほどになります。

保存状態や賞味期限の問題もあるので、信頼できる店で購入しましょう。

総評

生肉を使用したフードで期待が持てましたが、この穀物の選択はいただけません。

これほどアレルギーや穀物が体に与える負担を言われているのに、複数のアレルギーを引き起こしやすい穀物を使うというのは理解に苦しみます。

レシピ自体が古いのかな、という印象です。

製造過程を公開するのは良いですが、エクストルーダーで高温処理しているようですし、そういった製法も大量生産の激安フードと何ら変わりません。

にもかかわらず強気な価格設定は買う気持ちを失います。

総合評価は☆2つで、選択肢に入らないフードです。