グゥードの原材料・成分と口コミ評判

手作り食、生食を与えたい、多くの飼い主さんが、そういった願いを抱かれているのではないでしょうか。

手作りなら、新鮮で安全、飽きることなくいろんな食材を与えられる、良いことばかりに思えます。

でも、実際は、栄養の問題、レシピの問題、何より作り置きがなかなかできないため、手間暇がかかりすぎるということがネックになりますよね。

今回は、手作りサポート、生食サポートとして知られる「グゥード」について調べました。

手作り食をサポートするドッグフード

グゥードの一番のこだわりは、「ローフード（生食）」である点です。

生の肉類を中心にした食餌は、自然界の犬たちが日々行っているもので、犬にとっての本来の姿に立ち戻る、そういった考えで取り入れられています。

丸飲みになってしまいがちな性質も考え、全てがペースト状になっているので、離乳時期の仔犬からシニア犬まで対応しています。

また、生食は栄養素を壊すことなく、そのまま残せるというメリットがあり、過熱されたものよりもより効率よく吸収できるため、生食を選択される飼い主さんも多いですよね。

総合栄養食としてはどうなの？

チキン

70％を肉類で構成

犬が生きていくうえで、たんぱく質は欠かせない成分です。

しかも、動物性たんぱく質であるのが本来であり、大豆などの植物性たんぱく質を使用せず、肉のみでたんぱく質をまかなうというのが理想的といえます。

完全無添加の落とし穴

食品添加物として認められたものさえも、添加しない徹底ぶりはある意味評価できます。

しかし、それゆえに総合栄養食としては不十分であることを理解しておく必要があります。

グゥードはそれだけで栄養が摂れるからサプリを使わないで！と公式サイトにありますが、そうであるならば細かい成分分析値を出すべきです。

犬の体調を見ながら、場合によってはサプリなどをうまく活用して、より犬に合った食餌を提供できるよう勉強が必要です。

ヒューマングレードの保証

原材料については徹底したこだわりを持っています。

ヒューマングレードであることはもちろん、一つ一つの産地（都道府県単位）も公開しています。

工場自体も人間用食品の工場とのことで、製品を焼いて食べてみればわかる、とまで書いてありますから、品質には問題ないでしょう。

たんぱく質の種類を選べる

グゥードは共通の野菜や果物などとは別に、チキン、馬肉、マトン（成羊肉）からたんぱく源を選べます。

チキンは犬によってアレルギーになることもあるので、選択肢があるのは嬉しいですね。

また、たんぱく源が違うことでフードローテーションとして利用することもでき、グゥードもそれを推奨しています。

野菜や果物も低GIで肥満防止

野菜類には糖質が高いものもあり、場合によっては血糖値を大きくあげてしまうものもあります。

グゥードに使用されている野菜や果物は、その量が肉と比べるとギュッと凝縮されているため、そもそも気になることはないのですが、その種類も根菜などに頼らず、緑黄色野菜がメインとなっています。

形が見えないほどのペースト状になっているので、消化できずに形そのままで排便されるといった心配もありません。

購入者の口コミレビュー

アレルギーや病気を抱えた犬の飼い主さんが購入されていることが多いようです。

ペースト状ということで、与えやすい点も評価が高いですね。

手作り食のサポートとしてだけでなく、病中病後の体力回復のためのフードとして使用されている方もいらっしゃいます。

ほとんど高評価ですが、生肉を受け付けない犬もいるため、食べてくれないという口コミもありました。

また、普段から生肉を食べているのに、このフードは食べなかった、という口コミもありましたが、ペースト状である点や、肉100%でない点で犬が警戒したということもあるでしょうね。

価格と購入方法

1本75gのチューブ入りで、1kgあたりの価格は計算するとおよそ5,000円前後となります。

非常に高価ですが、そもそも手作り食や生食をされている方は、もともと食費にそれくらいかかっていたのではないかと思いますので、高いという感覚はないのかもしれません。

ただ、多くの方はトッピングとして、おやつとして、手作りサポートとして使用されているようですので、他のドッグフードと同列で語ることは正しいとは言えないでしょう。

公式サイト、および楽天などのネットショップで購入できます。

総評

フード自体は非常に良いものといえます。
総合栄養食ではないにしても、犬本来の食生活を考えて作られていますし、粗悪な原材料を一切使用していない点も素晴らしいです。

ただ、企業として、「グゥードを食べて体調が悪くなったら？」という質問に対し、デトックス症状である、急いで病院に行くな、薬に頼るなと言い切る姿勢には賛同できません。

いわゆる好転反応を流用しているのでしょうが、このような表現は場合によっては法に抵触する可能性もあります。

自然治癒能力を信じるのは勝手ですが、医療から遠ざけたりする行為は企業としてあってはなりません。

フードとしては悪くありませんが、このような点を含めると総合評価は☆1つです。
気になる症状がある場合は、きちんと獣医師に相談しましょう。